未来を創る「子どもとプログラミング教育」

予想外のポイントで“悪戦苦闘” 「縁結びのまち」で小中学生と共に富士通LIFEBOOKを組み立てる(後編)(4/5 ページ)

» 2022年10月28日 18時00分 公開
[井上翔ITmedia]

SSDとバッテリーの取り付け

 液晶パネルを取り付けたら、いよいよ組み立てもクライマックスを迎える。

 まず、メインボードにSSDを取り付ける。SSDはPCI Express 3.0接続のM.2形状(Type 2280)のもので、容量は一般参加者は128GB、大隈社長や報道関係者は512GBとなっている。

 M.2のSSDは、メインボードのM.2スロットにモジュールを差し込んで、それをネジ止めするだけで装着を完了できる。固定するネジは細いため、ドライバーも細いものを使うことになる。

 以前のSerial ATA接続の2.5インチドライブでは、こうシンプルには行かない。良い時代になったものだと感じる。

SSD 今回の組み立て体験では、サムスン電子のPCI Express 3.0接続のM.2 SSD「PM991シリーズ」が使われた。大隈社長や報道関係者には512GBモデル(MZ-VLQ5120)が割り当てられた
表を裏に LIFEBOOK WU2/F3のメインボードでは、片面実装のSSDの「表側」をメインボード側に向けて固定するようになっている。メインボードに貼られた放熱パッドを介して、効率的に熱を逃がすためだと思われる

 SSDを取り付けたら、バッテリーを取り付ける。LIFEBOOK WU2/F3ではバッテリー容量を25Whと64Whから選択できるのだが、一般参加者は25Wh、大隈社長や報道関係者は64Wh(大容量)となっている。

 バッテリーの取り付け自体は難しいことはなく、所定の位置にはめ込んだ後ネジ止めし、メインボードにコネクターをつなげば完了だ。

 LIFEBOOK WU2/F3に限った話ではないが、最近のモバイルノートPCでバッテリー容量の大きなモデルはCカバー(ボトムカバー)の下半分がほぼバッテリーということも珍しくない。言い方を変えると、その分マザーボードのサイズが小さくなったということでもある。

バッテリー 大隈社長と報道関係者は、64Whの大容量バッテリーを搭載することになる。ネジ止めする箇所は25Whバッテリーでは3カ所なのに対して、64Whバッテリーでは4カ所に増える
バッテリー バッテリーを組み込み終わった図。ここまで来れば、ほぼ完成である
組み立て 一般参加の親子もラストスパートで頑張っている

ふたを閉めて完成!

 最後の作業は、Dカバー(底面カバー)の取り付けだ。LIFEBOOK WU2/F3の底面カバーは合計で11個のネジで固定されている。これらのうち、2個は滑り止めゴムと一緒に締め込むことになる。

 まず、Cカバーのタッチパッド寄りにある爪に引っかけて、滑り止めのゴムと一緒に締め込む2カ所を除く9カ所をネジ止めする……のだが、筆者はここで力んでしまい、1カ所のネジを「切って」しまった。スタッフを呼んで相談した結果、ここは後でどうにかすることとして先に進めることになった。

 その後、滑り止めのゴムを取り出してネジを締めていない2カ所にあてがい、ネジで共締めにする。これで、ひとまず完成となる。

ネジ締め まず、滑り止めゴムと一緒に締め込まない9カ所のネジを締める。通常、Dカバーのネジは機械で締めるらしいのだが、今回は手締めをすることになる
ネジ締め その後、滑り止めゴムと一緒に締め込む2カ所をネジ締めする
筆者のやつ 筆者のネジ締め結果。力を込めすぎてしまって、矢印で示した部分のネジが切れてしまった。事前に「力を入れすぎないように」という警告もあったのだが、「まさかそんな自分が」と思った自分がハマってしまうという典型例である
次々と 一般参加のペアの皆さんも順調にネジを締めていく。筆者のような致命的なミスをしたペアは、見た限りいなかったようで何よりである
大隈社長 大隈社長も無事組み上がったようだ
完成 組み立てが終わると、LOOXにお祝いされる

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