液晶パネルを取り付けたら、いよいよ組み立てもクライマックスを迎える。
まず、メインボードにSSDを取り付ける。SSDはPCI Express 3.0接続のM.2形状(Type 2280)のもので、容量は一般参加者は128GB、大隈社長や報道関係者は512GBとなっている。
M.2のSSDは、メインボードのM.2スロットにモジュールを差し込んで、それをネジ止めするだけで装着を完了できる。固定するネジは細いため、ドライバーも細いものを使うことになる。
以前のSerial ATA接続の2.5インチドライブでは、こうシンプルには行かない。良い時代になったものだと感じる。
今回の組み立て体験では、サムスン電子のPCI Express 3.0接続のM.2 SSD「PM991シリーズ」が使われた。大隈社長や報道関係者には512GBモデル(MZ-VLQ5120)が割り当てられた
LIFEBOOK WU2/F3のメインボードでは、片面実装のSSDの「表側」をメインボード側に向けて固定するようになっている。メインボードに貼られた放熱パッドを介して、効率的に熱を逃がすためだと思われるSSDを取り付けたら、バッテリーを取り付ける。LIFEBOOK WU2/F3ではバッテリー容量を25Whと64Whから選択できるのだが、一般参加者は25Wh、大隈社長や報道関係者は64Wh(大容量)となっている。
バッテリーの取り付け自体は難しいことはなく、所定の位置にはめ込んだ後ネジ止めし、メインボードにコネクターをつなげば完了だ。
LIFEBOOK WU2/F3に限った話ではないが、最近のモバイルノートPCでバッテリー容量の大きなモデルはCカバー(ボトムカバー)の下半分がほぼバッテリーということも珍しくない。言い方を変えると、その分マザーボードのサイズが小さくなったということでもある。
最後の作業は、Dカバー(底面カバー)の取り付けだ。LIFEBOOK WU2/F3の底面カバーは合計で11個のネジで固定されている。これらのうち、2個は滑り止めゴムと一緒に締め込むことになる。
まず、Cカバーのタッチパッド寄りにある爪に引っかけて、滑り止めのゴムと一緒に締め込む2カ所を除く9カ所をネジ止めする……のだが、筆者はここで力んでしまい、1カ所のネジを「切って」しまった。スタッフを呼んで相談した結果、ここは後でどうにかすることとして先に進めることになった。
その後、滑り止めのゴムを取り出してネジを締めていない2カ所にあてがい、ネジで共締めにする。これで、ひとまず完成となる。
筆者のネジ締め結果。力を込めすぎてしまって、矢印で示した部分のネジが切れてしまった。事前に「力を入れすぎないように」という警告もあったのだが、「まさかそんな自分が」と思った自分がハマってしまうという典型例である
千葉県からの参加者も 「縁結びのまち」で小中学生と共に富士通LIFEBOOKを組み立てる(前編)
約11年ぶりの「FMV LOOX」を試す 薄くて軽くて画面の大きいWindowsタブレットは正義か?
富士通クライアントコンピューティングがエッジコンピューティングへの取り組みを紹介 「Infini-Brain」試作機を披露
もっと大きなことをしたい 独自性は堅持する――FCCL大隈社長インタビュー
最軽量は“約634g”を維持 13.3型モバイルノートPC「LIFEBOOK UH」に第12世代Coreプロセッサモデル登場Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.