Microsoftは10月26日(現地時間)、Microsoft 365(旧Office 365)の一部として提供されているOneNoteをMicrosoft Storeで公開した。これに伴い、従来、Microsoft Storeで提供されていた「OneNote for Windows 10」はダウンロードできなくなっている。
OneNoteには、無料版やMicrosoft 365版の「OneNote」と、Microsoft Storeで提供されていた「OneNote for Windows 10」の2種類が存在している。2018年にはOneNote for Windows 10に統合するという方針を示していたが、その後に撤回。2021年に「OneNote」に統合するとしており、それが実行される形だ。
インストール済みのOneNote for Windows 10は、継続して利用可能だが、今後新機能の更新は行われず、サポートも2025年10月に終了する。
2つのアプリの見分け方だが、OneNoteアプリ上に「ファイル」メニューがあればOneNote、なければOneNote for Windows 10だ。また、OneNote for Windows 10の場合は、タイトルバーのアプリ名もOneNote for Windows 10になっている。
なお、既にOneNoteをインストール済みでも、Microsoft StoreのOneNoteにインストールボタンが表示される。これは不具合であり、現在修正に取り組んでいるとのことだ。
LINEは10月26日、同社のスマートデバイスCLOVAシリーズ(CLOVA WAVE/CLOVA Friends Dock/CLOVA Friends/CLOVA Friends mini/CLOVA Desk)を2022年10月31日に販売終了すると発表した。併せて、CLOVAで利用できる音声アシスタント「CLOVA Assistant サービス」を2023年3月30日に終了する。
CLOVAは、2017年10月に発売された国内初のスマートスピーカーだ。もっとも、直後にGoogle HomeとAmazon Echoの国内販売も開始され、厳しいスタートとなっていた。LINEキャラクターを使ったCLOVA Friendsなど、他との差別化も図っていたが、状況の改善はできなかったようだ。
なお、保証期間内である1年以内にCLOVAデバイスを購入したユーザーに対しては、端末購入代金の払い戻しを実施予定で、方法については別途知らせるとしている。また、CLOVA Assistant サービス終了後もBluetoothスピーカーとしては利用可能だ。
ただし、サービス終了前に事前の設定が必要(CLOVA WAVEの設定/CLOVA Friends/CLOVA Friends miniの設定/CLOVA Deskの設定)なので注意したい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.