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Microsoftが2022年11月のプレビュー更新プログラムを公開 2023年の月例セキュリティ更新プログラムの予定を発表週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)

» 2022年11月20日 07時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

Qualcommが「Oryon」と「Snapdragon AR2 Gen 1」を発表

 Qualcommは、ハワイで開催された年次イベント「Snapdragon Summit 2022」において、次世代CPUブランド「Oryon」とARグラス向けの「Snapdragon AR2 Gen 1」を発表した。

Qualcommは、新CPUブランド「Qualcomm Oryon CPU」を発表した Qualcommが発表した新CPUブランド「Qualcomm Oryon CPU」

 Oryonは、同社が買収したNuviaの技術を利用したCPUだ。NuviaはAppleでAppleシリコンの設計に携わったエンジニアらが設立した企業で、Qualcommのクリスティアーノ・アモンCEOは、AppleのMシリーズ上回る性能のチップを開発すると語っていた。今のところ、ブランド名が「Qualcomm Oryron CPU」になるということ以外、詳細は明かされていない。

 もう1つのSnapdragon AR2 Gen 1は、ARグラス向けの専用チップとなっている。Qualcommはこれまでも、XR(VR/MR/AR)向け製品として、Snapdragon XRシリーズを展開しており、例えば10月に発売された「Meta Quest Pro」にはSnapdragon XR2+ Gen 1が搭載されている。Snapdragon AR2 Gen 1は、そのXRシリーズの中でもAR特化型という位置付けだ。

ARに特化したSnapdragon AR2 Gen 1 ARに特化したSnapdragon AR2 Gen 1

 Snapdragon AR2 Gen 1はCPUとGPUを含むメインのARプロセッサ、AIや画像処理用のARコプロセッサ、通信関連チップの3つから構成されている。こういったチップはSystem on Chip(SoC)として1つにまとめられるのが一般的だが、Snapdragon AR2 Gen 1ではあえて3つが分散した形となっている。

 別々にすることで占有サイズを小さくし、ARグラスなどの小さなスペースへの搭載を容易にすることが狙いだ、なお、AI処理性能はSnapdragon XR2と比較し2.5倍高速になり、消費電力は50%削減しているとのこと。Qualcomm FastConnect 7800を利用して、Wi-Fi 7にも対応する。

 Lenovo、LG、Nreal、OPPO、Pico、QONOQ、Rokid、Sharp、TCL、Vuzix、Xiaomiなどが既に搭載製品の開発に入っているとのことだ。

TP-LinkがWi-Fi 7製品を2023年第1四半期に投入と発表

 TP-Linkは11月14日(現地時間)、Wi-Fi 7製品の発表会をオンラインで実施し、対応製品を2023年第1四半期に出荷すると発表した。日本での展開は今のところ発表されていないが、2023年以降、順次発売されるものと考えられる。

TP-LinkがWi-Fi 7対応製品を発表した。2023年第1四半期に出荷を開始する TP-LinkがWi-Fi 7対応製品を発表した。2023年第1四半期に出荷を開始する

 Wi-Fi 7は「IEEE 802.11be」として2024年にリリースが予定されているWi-Fiの次世代規格だ。Wi-Fi 6/6E(IEEE 802.11ax)が最大9.6Gbpsなのに対し、最大46Gbps(いずれも理論値)と大幅に高速化する。

 また、2.4GHz/5GHz/6GHzの3つの周波数帯を使用でき、複数のリソースユニット(RU)を組み合わせて利用するMulti-RUや、複数のバンドとチャンネルでデータを同時に送受信できるMLO(Multi-Link Operation)も特徴となっている。

 TP-LinkがWi-Fi 7対応製品として発表したのは、メッシュルーターの「Deco BE95」「Deco BE85」「Deco BE65」、Wi-Fiルーターの「Archer BE900」「Archer BE800」「Archer BE550」、ゲーミングルーターの「Archer GE800」、法人向けWi-Fiアクセスポイントの「Omada EAP780」「Omada EAP770」だ。

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