ユーティリティーの「EG Tool」は、キーボードやマウスの設定を変更するためのソフトだ。キーボードの場合は、キーアサインの変更やゲーミングモード時に無効化するキーの設定、ライティングエフェクトの変更を行える。
VK300はキーの数が限られるため、あまり使わないキーに自分の好みのキーを設定する方がよいだろう。個人的にはEnterキーやBackSpaceキーを押す際に右上のPrintScreenキーにどうしても触れることが多かったので、Delキーと入れ替えて設定した。
マウスの場合は8個あるボタンの割り当ての他、5種類のDPI設定、ポーリングレートの設定、ライティングの設定、マウスパッドの最適化、5段階のリフトオフ距離設定ができる。
マウスのボタンは、ホイール下にある6番と7番のスイッチにデフォルトでは何も割り当てられていない。他のマウスでもこの位置にスイッチが配置されていることが多いが、筆者の場合はこのスイッチにはDPIステージ切り替えを割り当てることが多い。
ここまでエレコムのV Customシリーズについて見てきたが、長年キーボードやマウスを扱ってきているだけあって、ゲーマー向けの製品としてはそつなく仕上がっている。キーボードに青軸/茶軸/銀軸の3つを用意したり、製品のランクをいくつかに分けて設定したりするなど、選択肢が幅広いのもよいし、価格もゲーミングデバイスでは手頃なので求めやすいのもよいところだ。
設定ツールのEG Toolも、必要最小限の設定ができればよいように作られていて扱いやすい。ゲーミングキーボードやゲーミングマウスをこれから求めようとしている人には、うってつけのデバイスだといえよう。
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