プロナビ

ダイヤル+4K有機EL+RTX 3060搭載の「ASUS ProArt Studiobook 16 OLED」を試して分かったこと(1/3 ページ)

» 2023年04月20日 18時00分 公開
[迎悟,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 最近は趣味の範囲でもレンズ交換式カメラの重たいRAWデータを個人で扱ったり、「YouTube」を始めとする動画サイトに投稿する動画の編集に挑戦したりする人も増えている。そのこともあって、プライベートであっても「写真や動画をバリバリ作れる、パワフルなノートPCが欲しい!」というニーズは高まっている。

 一方で、そういうニーズを満たせるノートPCの導入を考えると、真っ先に思い浮かぶのがゲーミングノートPCだ。eスポーツの流行や、いわゆる「巣ごもり需要」の高まりもあって、昨今はゲーミングノートPCの選択肢も増えた。しかし、ゲーミングノートPCは「カラフルなLEDイルミネーション」「とがったデザイン」を特徴とするものが多く、いざ買おうとすると「ちょっとなぁ……」と思ってしまうこともある。とりわけ、仕事でも使うという場合は、LEDイルミネーションはオフにできてもデザインは変えられない。

 そんなニーズに応えるためか、最近は複数のメーカーがクリエイター向けノートPCに注力するようになっている。ゲーミングノートPC並みのパワフルな処理性能を備えつつも、落ち着いたデザインを備え、クリエイターにとって魅力的な付加機能も持っていることが特徴だ。

 この記事では、そんなクリエイター向けノートPCの1つである、ASUS JAPANの「ASUS ProArt Studiobook 16 OLED」の第12世代Coreプロセッサ搭載モデル(H7600ZM)を紹介する。4月20日時点の税込み直販価格は34万9800円となる。

ProArt Studiobook 16 OLED(H7600ZM) ASUS ProArt Studiobook 16 OLED(H7600ZM)

16型ボディーにクリエイティビティを高める機能を満載

 その名の通り、「ASUS ProArt」は“プロフェッショナル”クリエイター向けのブランドという位置付けである。ProArt Studiobookシリーズもご多分に漏れず、プロフェッショナルクリエイター向けのノートPCという位置付けである。

 今回紹介するH7600ZMについては、ハイアマチュアユーザーもカバーするモデルという位置付けで、ProArt Studiobookシリーズとしては比較的入手しやすい価格設定になっている。主なスペックは以下の通りだ。

  • CPU:Core i7-12700H
    • Pコア:6基12スレッド(最大4.7GHz)
    • Eコア:8基8スレッド(最大3.5GHz)
  • 独立GPU:GeForce RTX 3060 Laptop
    • グラフィックスメモリ:6GB(GDDR6規格)
    • NVIDIA Optimus対応
    • GeForce Studioドライバーをプリインストール
  • メモリ:32GB(DDR5-4800規格)
  • ストレージ:1TB SSD×2(PCI Express 4.0接続)
  • ディスプレイ:16型有機EL
    • 最大解像度:3840×2400ピクセル
    • HDR表示対応(DisplayHDR 600 True Black準拠)
    • PANTONE/CalMAN認証取得済み
    • 出荷時キャリブレーション実施
    • ブルーライトカット対応
  • OS:Windows 11 Pro

 高いレベルの基本性能を備えつつ、写真/動画コンテンツの編集に最適な高発色の有機ELディスプレイを組み合わせている。ハードウェアとしては十分に“即戦力”となる構成である。

天板など ボディーカラーは「ミネラルブラック」となる。天板中央部には「ProArt」ロゴが入る
ディスプレイ 16型有機ELディスプレイはアスペクト比16:10となっており、Webブラウズや事務作業の際に表示できる情報量が増えている。カラーに関する認証を2つ取得している他、出荷時にカラーキャリブレーションも実施されているので、写真/動画編集では“即戦力”として利用可能だ

拡張性の高さも魅力 フルサイズの高速SDスロットも用意

 プロフェッショナル向け製品ということもあって、H7600ZMの備えるポート類は、特に写真/動画クリエイターにとってうれしい構成となっている。

 左側面には、USB 3.2 Gen2 Type-A端子、電源入力端子、HDMI 2.1出力端子とThunderbolt 4(USB4)端子×2を、右側面には有線LAN端子(2.5GBASE-T)、USB 3.2 Gen2 Type-A端子、3.5mmイヤフォン/マイクコンボ端子とSDXCメモリーカードスロットが配置されている。

 Thunderbolt 4端子は、USB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応している。より高速なThunderbolt 3/4対応のストレージを利用すれば、写真/動画のデータのやり取りを迅速に行えるので、特にプロユースであれば「データの納入はストレージの“実物”で」という条件でも快適に扱える。アマチュアユースでも、データの書き出しやバックアップのスピードを向上できる。

 もう1つ、注目したいポイントが、SDメモリーカードスロットだ。プロフェッショナル向けのデジタルカメラでも、SDメモリーカードを採用するものは少なくない。データを直接読み出せることだけでも便利なのだが、H7600ZMのスロットは「SD Express 7.0」に対応している。同規格に対応するSDメモリーカードを使えば、より高速にデータを読み書き可能だ。

 欲をいえば、超ハイエンドなデジタルカメラで使われることがある「CFexpressカード」を直接差し込めると、一層便利に感じることもあるのだが、汎用(はんよう)性とのバランスを考えると、SD Express 7.0準拠のSDメモリーカードスロットにしたことは正解のようにも思う。

左側面 左側面のポート類は、電源端子がちょうど中央に来るレイアウトとなっている
右側面 右側面,右側面にはSD Express 7.0対応のSDメモリーカードを装備している
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. 定格1650Wの7.5万円電源&Noctuaファン採用の異常検知アダプターが登場! (2026年10月24日)
  2. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  3. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  4. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  5. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  6. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  7. エイサー、Ryzen 3/5を搭載したコンパクトデスクトップPC Amazon専売モデルも用意 (2026年10月23日)
  8. Anthropicが常時稼働するエージェント「Claude Duet」を発表/AMDとIntelが協業 PyTorchのx86 CPU最適化を「oneDNN」に一本化 (2026年10月25日)
  9. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  10. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー