ノートPCの「内蔵バッテリー」は交換できる? 各PCメーカーに聞いてみた【2023年版】(3/3 ページ)

» 2023年07月26日 12時00分 公開
[齊藤倫也, 井上翔ITmedia]
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ASUS JAPAN(Zenbook/Probook/Vivobookなど)

 ASUS JAPANのノートPCの場合、有償修理メニューの1つとして「バッテリー交換」を用意しています。費用はモデルにより異なるので、サポートセンターに問い合わせてほしいとのことです。

 バッテリーの交換を希望する場合は、「ASUSサポートセンター」(電話/Web/メール)から依頼をしてください。年中無休で、Webとメールでは24時間受け付けています。

 交換の依頼後、Webサイトに掲載されている「修理依頼 確認書」をダウンロード/印刷した上で記入し、バッテリーを交換する本体と一緒に発送してしてください(送付方法はサポートセンターから連絡があります)。発送後、交換にかかる期間は1〜2週間程度ですが、バッテリーの在庫がない場合はより長くなる場合があります。

 なお、バッテリー交換は「あんしん保証」「あんしん保証プレミアム」といった拡張保証の対象外となります(※4)。拡張保証の対象であっても通常の修理(交換)費用がかかりますので気を付けてください。

(※4)法人向けモデル向けの「あんしん保証プレミアム」(4年/5年)については、条件付きでバッテリー交換も拡張保証の対象となります。詳細はあんしん保証のWebサイトで確認してください

あんしん保証 ASUS JAPANの法人向けノートPCは「あんしん保証プレミアム」(4/5年)に加入することで、バッテリー交換も拡張保証対象に含められます。ただし、バッテリー交換で利用する際には一定の条件があります

Apple(MacBookシリーズ)

 AppleのMacBookシリーズの場合、有償修理メニューの1つとして「バッテリー交換」を用意しています。費用はモデルにより異なりますが、サポートサイトで費用の目安を調べられます。Apple Store(実店舗)やAppleリペアセンターで修理する場合、主な機種の交換代金(部品代/工賃/往復の送料)の目安は以下の通りとなります。

  • MacBook Air(13インチ、M1/M2チップ):2万4000円
  • MacBook Air(15インチ):2万8000円
  • MacBook Pro(2020年モデル以降):3万7500円

 バッテリーの交換を希望する場合は、以下の方法を取れます。

  • Apple Store(実店舗修理):「Genius Bar」を予約した上で、本体を持ち込み
  • Appleリペアセンター(引き取り修理):サポートサイトから依頼
  • Apple正規サービスプロバイダ(実店舗/出張修理):プロバイダのWebサイトや電話などで予約した上で持ち込み(または出張依頼)

 Apple Storeでのバッテリー交換は、予約の混み具合やバッテリーの在庫など、状況によって納期が変動します。タイミングが良いと、一部モデルは即日交換してもらえることもありますが、預り修理(2〜7日程度)となることもあります。

 Appleリペアセンターでの交換を依頼した場合は、センターが手配した宅配業者に本体を預けてください。発送後、5〜7日程度で交換されて戻ってきます。ただし、バッテリーの在庫状況によってはより長く掛かる場合もあります。

 Apple正規サービスプロバイダでの交換の場合、納期や交換方法は店舗によって異なります。調べてきた限り、MacBookシリーズのバッテリー交換はおおむね4〜7日程度の預り対応となっているようです。費用はAppleの修理サービスと異なる場合もあります。

 なお、「AppleCare+」(拡張保証)に加入している本体の場合、保証期間内にバッテリーが劣化した場合はApple Store、リペアセンター、正規サービスプロバイダでバッテリーを無料交換できます(※5)。

(※5)バッテリーの充電容量が本来の80%未満となっている場合に限ります

AppleCare+ MacBookシリーズのバッテリー交換は、通常保証の期間内でも有償対応となります。ただし、AppleCare+に加入している場合は、充電容量が本来の80%未満になった際に無償で交換してもらえます
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