プロナビ

「SUrface Go 4」「Surface Laptop Go 3」「Studio 2」発売! AIとWindows 11推しの新モデルを一挙紹介!(2/2 ページ)

» 2023年10月04日 00時00分 公開
[井上翔ITmedia]
前のページへ 1|2       

手頃な価格で学生を意識した「Surface Laptop Go 3」

 Surface Laptop Go 3は、エントリークラスのクラムシェルモデル「Surface Laptop Go」の第3世代モデルとなる。基本的には先代のパワーアップモデルという位置付けで、セージ、アイスブルー、サンドストーン、プラチナの4色を用意していることも変わりない。

 先代はカラーによって選べるスペックに違いがあったが、個人向けモデルはどのカラーも2種類のスペックから選ぶようになった。一方、法人向けモデルはプラチナ1色のみとなり、4種類のスペックから選択するようになっている。

 ディスプレイは12.4型PixelSense(液晶)で、タッチ操作やペン入力に対応する。解像度は1536×1024ピクセル(アスペクト比3:2)だ。

4色 Surface Laptop Go 3の個人向けモデルは、左からアイスブルー、サンドストーン、プラチナ、セージの4色から選べる
プラチナ 今回、法人向けモデルはプラチナ1色に絞り込まれている

 CPUはCore i5-1235U(Pコア2基4スレッド+Eコア8基8スレッド)で、メモリ(LPDDR5規格)とストレージの構成は以下のオプションが用意されている。

  • 個人向けモデル(Windows 11 Home+Microsoft Office Home and Business 2021)
    • 8GBメモリ+256GB SSD
    • 16GBメモリ+256GB SSD
  • 法人向けモデル(Windows 11 Pro)
    • 8GBメモリ+128GB UFS(指紋センサーなし
    • 8GBメモリ+256GB SSD
    • 16GBメモリ+256GB SSD
    • 16GBメモリ+512GB SSD

 「CPUが1世代前ではないか?」という人もいるかもしれないが、“Go”の付くSurfaceはコストパフォーマンスを重視しているため、あえて1世代前のものとしているようだ。また、先代が搭載していたCore i5-1135G7(4コア8スレッド)と比べてスレッド数が増えた(8スレッド→12スレッド)ことと、個人モデルでは最大メモリ容量が2倍(8GB→16GB)となったことから、パフォーマンスは最大で約1.88倍と着実に向上しているという。

分解モデル Surface Laptop Go 3の分解モデル。このモデルでは米国英語(US)キーボードを使っているが、日本向けモデルは日本語キーボードとなる(ミドルカバーもキーボードの配列に合わせたものに差し替えられる

 ポート類は、左側面にUSB 3.2 Gen 2 Standard-A端子、USB 3.2 Gen 2 Type-C端子とイヤフォン/マイクコンボジャックを、右側面にはSurface Connect端子を備える。USB 3.2 Gen 2 Type-C端子はUSB PDによる電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。このあたりの仕様は先代と同様だ。

 キーボードの電源ボタンには、法人向けのエントリー構成を除き、Windows Hello対応の指紋センサーが統合されている。電源を入れる操作でサッとログインできることも魅力だ。

キーボード キーボードは先代から変わりない。法人向けのエントリーモデルを除き、電源ボタンは指紋センサー付きだ

まずは法人専用モデルとして登場した「Surface Go 4」

 Surface Go 4は、Surfaceブランドのメインストリームである、デタッチャブル(キーボード着脱)式の2in1タブレットのエントリー製品「Surface Go」の第4世代モデルだ。先代のデザインを踏襲しつつ、CPUやメモリといったプラットフォームを刷新したモデルとなる。

 ディスプレイは約10.5型のPixelSenseで、タッチ操作とペン入力に対応する。解像度は1920×1280ピクセル(アスペクト比3:2)だ。

 今回、本モデルは法人専用の「Surface Go 4 for Business」(Windows 11 Proプリインストール)として投入された。わざわざ“for Business”と付けたということは、今後個人向けにも展開される可能性もあるが、現時点で決まったことはないという。

Surface Go 4 Surface Go 4は、パッと見で先代と変わりないように見えるが“中身”が大きく変わっている(Surface Go タイプ カバーはオプション)
背面 背面の見た目は先代と大きく変わらない。自立するためのキックスタンドも備えている

 CPUはIntel Processor N200(最大3.7GHz/4コア4スレッド)を搭載している。N200は第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)の高効率コア(Eコアのみ)のみを搭載した廉価版となる。

 ただし、Eコアといってもスレッドパフォーマンスは「第6世代Coreプロセッサ(開発コード名:Skylake)とおおむね同等」とされているので、極端に遅いわけではない。また、GPUコア(Xe-LPアーキテクチャ)のGNA(Gaussian & Neural Accelerator)やAV1のハードウェアデコーダーなどは搭載されており、処理内容によってはより高速な動作を期待できる。

 メモリは8GB(LPDDR5規格)で、ストレージは64GB、128GB、256GB(いずれもUFS規格)から選択可能だ。

CPU CPUは、第12世代CoreプロセッサのEコアのみから構成されるIntel N200を搭載する。マルチスレッド動作に対応しないため「4コア4スレッド」となる

 ポート類は、右側面にUSB 3.1 Gen 2 Type-C端子、イヤフォン/マイクコンボジャックとSurface Connect端子を、キックスタンドの下部にはmicroSDメモリーカードスロットを備えている。SB 3.2 Gen 2 Type-C端子はUSB PDによる電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。

左側面 左側面
右側面 右側面
スケルトンモデル Surface Go 4のスケルトンモデル(背面側)
スケルトンモデル Surface Go 4のスケルトンモデル(正面側)
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー