Surface Laptop Go 3は、エントリークラスのクラムシェルモデル「Surface Laptop Go」の第3世代モデルとなる。基本的には先代のパワーアップモデルという位置付けで、セージ、アイスブルー、サンドストーン、プラチナの4色を用意していることも変わりない。
先代はカラーによって選べるスペックに違いがあったが、個人向けモデルはどのカラーも2種類のスペックから選ぶようになった。一方、法人向けモデルはプラチナ1色のみとなり、4種類のスペックから選択するようになっている。
ディスプレイは12.4型PixelSense(液晶)で、タッチ操作やペン入力に対応する。解像度は1536×1024ピクセル(アスペクト比3:2)だ。
CPUはCore i5-1235U(Pコア2基4スレッド+Eコア8基8スレッド)で、メモリ(LPDDR5規格)とストレージの構成は以下のオプションが用意されている。
「CPUが1世代前ではないか?」という人もいるかもしれないが、“Go”の付くSurfaceはコストパフォーマンスを重視しているため、あえて1世代前のものとしているようだ。また、先代が搭載していたCore i5-1135G7(4コア8スレッド)と比べてスレッド数が増えた(8スレッド→12スレッド)ことと、個人モデルでは最大メモリ容量が2倍(8GB→16GB)となったことから、パフォーマンスは最大で約1.88倍と着実に向上しているという。
ポート類は、左側面にUSB 3.2 Gen 2 Standard-A端子、USB 3.2 Gen 2 Type-C端子とイヤフォン/マイクコンボジャックを、右側面にはSurface Connect端子を備える。USB 3.2 Gen 2 Type-C端子はUSB PDによる電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。このあたりの仕様は先代と同様だ。
キーボードの電源ボタンには、法人向けのエントリー構成を除き、Windows Hello対応の指紋センサーが統合されている。電源を入れる操作でサッとログインできることも魅力だ。
Surface Go 4は、Surfaceブランドのメインストリームである、デタッチャブル(キーボード着脱)式の2in1タブレットのエントリー製品「Surface Go」の第4世代モデルだ。先代のデザインを踏襲しつつ、CPUやメモリといったプラットフォームを刷新したモデルとなる。
ディスプレイは約10.5型のPixelSenseで、タッチ操作とペン入力に対応する。解像度は1920×1280ピクセル(アスペクト比3:2)だ。
今回、本モデルは法人専用の「Surface Go 4 for Business」(Windows 11 Proプリインストール)として投入された。わざわざ“for Business”と付けたということは、今後個人向けにも展開される可能性もあるが、現時点で決まったことはないという。
CPUはIntel Processor N200(最大3.7GHz/4コア4スレッド)を搭載している。N200は第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)の高効率コア(Eコアのみ)のみを搭載した廉価版となる。
ただし、Eコアといってもスレッドパフォーマンスは「第6世代Coreプロセッサ(開発コード名:Skylake)とおおむね同等」とされているので、極端に遅いわけではない。また、GPUコア(Xe-LPアーキテクチャ)のGNA(Gaussian & Neural Accelerator)やAV1のハードウェアデコーダーなどは搭載されており、処理内容によってはより高速な動作を期待できる。
メモリは8GB(LPDDR5規格)で、ストレージは64GB、128GB、256GB(いずれもUFS規格)から選択可能だ。
ポート類は、右側面にUSB 3.1 Gen 2 Type-C端子、イヤフォン/マイクコンボジャックとSurface Connect端子を、キックスタンドの下部にはmicroSDメモリーカードスロットを備えている。SB 3.2 Gen 2 Type-C端子はUSB PDによる電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。
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