デスクトップ向け第14世代Coreプロセッサの登場に合わせて、主要なマザーボードメーカーが同プロセッサに対応する新製品を続々と投入している。ASUS JAPANからは、税込み(以下同)で10万円を超える価格の製品が複数投入された。
既報の通り、先週からIntelの第14世代Coreプロセッサのアンロック対応版が売り出されている。それに合わせて、週末までに主要なメーカーから「Intel Z790チップセット」を搭載する新型マザーボードが投入され、マザーボード売り場の“顔ぶれ”は大きく変わった。
ASUS JAPANからは、6モデルが投入されている。10万円を超えるウルトラハイエンドモデルは、高価な順に白基調の「ROG MAXIMUS Z790 FORMULA」(実売12万円弱)と、黒基調の「ROG MAXIMUS Z790 DARK HERO」(実売11万5000円弱)、オーバークロッキング(OC)に特化したメモリスロット2基搭載の「ROG MAXIMUS Z790 APEX ENCORE」(実売11万円弱)の3製品が登場した。
その他、ハイエンドクラスの「ROG STRIXシリーズ」に属するマザーボードとして、「ROG STRIX Z790-E GAMING WIFI II」(実売8万5000円前後)と「ROG STRIX Z790-F GAMING WIFI II」(実売7万5000円前後)、白基調の「ROG STRIX Z790-A GAMING WIFI II」(実売7万円前後)も複数の店舗に入荷している。
今回入荷された製品はいずれもATXサイズで、Wi-Fi 7(IEEE 802.11be規格)の無線LANをサポートしている(※1)。
(※1)Wi-Fi 7は暫定(ドラフト)規格という位置付けで、正式規格化は2024年内予定。なお、本規格で利用できる「320MHz幅通信」については、日本では法令改正に向けた手続き中となる(参考記事)
発売前の段階で争奪戦になると複数のショップが予想していたのは、ROG MAXIMUS Z790 DARK HEROだ。
TSUKUMO eX.は「10万円超クラス(のマザーボード)は、初回に『買う人は買う』という製品。3モデル共に狙っている人はいると思いますが、過去の反響を見ると、一番の取り合いになるのはDARK HEROかなと思います。性能の高さはもちろん、見た目にほれて指名買いする人もいますからね」と話していた。
新型マザーボードは、ASRockやMSIからもリリースされている。
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