街は回復するも、自作予算の青天井は止まらない2023年のアキバまとめ【前編】(3/4 ページ)

» 2023年12月26日 12時00分 公開
[古田雄介ITmedia]

ようやく「普通のハイエンド」の地位を得たGeForce RTX 4070 Ti

 GeForce RTX 4080以下のGeForceシリーズも、続々と登場している。

 1月5日に登場したのは「GeForce RTX 4070 Ti」搭載カードだ。価格は15万円弱〜18万円弱で、発売当初はRTX 4090カードほどの反響は得られなかったものの、1年かけてじわじわと支持を広げていった。秋を過ぎた頃には「ウルトラハイエンドはRTX 4090、普通のハイエンドはRTX 4070 Tiといった感がありますね」(パソコンSHOPアーク)との評をよく聞くようになっている。

1月に発売したばかりのGeForce RTX 4070 Tiカード。パソコンSHOPアークで撮影 1月に発売したばかりのGeForce RTX 4070 Tiカード。パソコンSHOPアークで撮影
9月にはスリム化したRTX 4070 TiカードがMSIから登場した。ドスパラ秋葉原本店で撮影 9月にはスリム化したRTX 4070 TiカードがMSIから登場した。ドスパラ秋葉原本店で撮影

 以降も、1つずつ下のランクのGPUがデビューしていく。4月には「GeForce RTX 4070」搭載カードが10万円弱〜12万円弱で、5月には「GeForce RTX 4060 Ti(8GB)」カードが7万円弱〜8万円弱で登場。6月末には「GeForce RTX 4060」カードが5万円弱から6万6000円弱で売り場に並んだ。

ドスパラ秋葉原本店前に掲げられた「GeForce RTX 4070」カードの価格表。4月に撮影 ドスパラ秋葉原本店前に掲げられた「GeForce RTX 4070」カードの価格表。4月に撮影
パソコン工房秋葉原本店の初回入荷リストとトールケース。5月撮影 パソコン工房秋葉原本店の初回入荷リストとトールケース。5月に撮影
TSUKUMO eX.に並ぶRTX 4060カード。6月に撮影 TSUKUMO eX.に並ぶRTX 4060カード。6月に撮影

 さらに1カ月後には、メモリを16GB搭載した「GeForce RTX 4060 Ti(16GB)」カードも8万2000円強〜9万4000円弱で買えるようになり、RTX 40シリーズのミドルレンジ以上が選べる状況になっている。

16GB版と8GB版が混在するドスパラ秋葉原本店のRTX 4060 Tiカード価格表。7月に撮影 16GB版と8GB版が混在するドスパラ秋葉原本店のRTX 4060 Tiカード価格表。7月に撮影

 いずれも、登場からゆっくりと人気を獲得していくプロセスを経た感がある。あるショップは「本音を言えば3〜4万円で買えるゲーミングの最低限ラインもほしいんですが、為替や価格高騰などの関係で望めない状況なんですよね」とこぼしていた。

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