AMDから2023年11月に登場したワークステーション向けCPU「Ryzen Threadripper 7000」のうち、企業向け機能「AMD PRO」などの備える上位シリーズ「PRO 7000WX」に対応するAMD WRX90チップセットを搭載したマザーボードが初めて登場した。
ASUS JAPANのEEBフォームファクターモデル「Pro WS WRX90E-SAGE SE」で、価格は23万円弱となる(税込み、以下同様)。
7基のPCIe 5.0 x16対応スロットや2基のIntel製10GbEの有線LAN、32+3+3+3の電源フェーズを備え、最大2TBのECC RDIMM DDR5(Registered DIMM)メモリをサポートするなど、ハイスペックな仕様となっている。
入荷したオリオスペックは「早速CPUとセットで買われた方もいらっしゃいます。ざっと200万円ですね」と話していた。
これまで出回っているRyzen Threadripper 7000シリーズ対応のマザーボードは、下位チップセット「AMD TRX50」を搭載するモデルのみだった。そのため、同シリーズのCPUも下位(7000Xシリーズ)の人気が先行していると語るショップが多い。そうした状況に変化をもたらすかもしれない。
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