1月17日、NVIDIAの新GPU「GeForce RTX 4070 SUPER」を搭載したグラフィックスカードが販売解禁となった。各社から20台弱のモデルが投入されており、価格は9万5000円強から13万円超まで幅広い。
2023年4月に登場した「GeForce RTX 4070」から、CUDAコアを20%アップさせるなどの増強を図ったGPUで、RTX 4070 Tiの1つ下の位置付けとなる。
販売開始から数日の反響は、どこも静かだった。あるショップは「やっぱり値段ですよね。この価格帯なら、ちょっと頑張れはRTX 4070 Tiに届きますし、底値になっているRTX 4070カードには太刀打ちできませんから」と語る。
その中で目立っていたのは、初回限定で9万5000円強(税込み、以下同様)の値がついたZOTAC「ZOTAC GAMING GeForce RTX 4070 SUPER Twin Edge OC 12GB GDDR6X」(ZT-D40720H-10M)や、MSI「GeForce RTX 4070 SUPER 12G VENTUS 2X OC」などの最低価格帯の製品だ。
ドスパラ秋葉原本店では9万9800円で売られるPalit Microsystemsの「GeForce RTX 4070 SUPER Dual 12GB」(NED4070S019K9-1043D)とあわせて、10万円以下のラインアップは好調に売れているという。
価格設定の理由について、別のショップは「(ウワサでは)NVIDIAから安く売るサポートを受けているみたいです。2年前、RTX 3050カードが登場した際に、他より一段安い4万円切りモデルが数点あったのと同じ構図ですね」という。
一方で、現在の反響に肩を落とす空気もない。パソコンSHOPアークは「アッパーミドルクラスですからね。登場時は静かでもじわじわと定着していくと思います」と話していた。
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