8K/30fpsで撮影できる「Insta360 X4」は想像以上のデキ 気になる発熱と録画可能時間を検証してみたら(4/6 ページ)

» 2024年04月26日 12時00分 公開
[武者良太ITmedia]
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動画ファイルは30分ごとに分割

 Insta360 X4で長時間録画を行うと、30分ごとにファイルを切り分けて保存します。これはInsta 360 X3など旧モデルも同様です。万が一のトラブルでファイル保存の処理がうまくいかなかったとしても、30分まで、60分まで、90分まではデータは保管できるメリットだと考えるといいかもしれません。

photo 30分ごとにファイルが分割される

前後センサーの動画ファイルは1つにまとめられる

 実はInsta 360 X4の改善点の1つに、2つのセンサーで捉えた前後面の動画ファイルの一体化があります。Insta360 X3は画角が半球の動画ファイルをそれぞれ別で保存していますが、Insta360 X4は1つのファイルに全天球の動画データを収めています。

 以下のスクリーンショットを見てください。上の3つのファイルはInsta360 X3のもの。下の2つのファイルはInsta360 X4のものとなります。同じ位置で、同じ秒数だけ撮った動画のファイルですが、拡張子「INSV」のファイル数が異なります。

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 1つのファイルにまとめてしまうと「前後の映像のステッチングの調整がしにくいのではないか」という不安は杞憂です。編集ソフトであるInsta360 Studioで読み込むと、正常(通常時)、レンズガード装着時や、ステッチ幅を調整できるカスタムの項目が用意されており、ポストプロダクション作業ができることが分かります。

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 なお拡張子「IRV」ファイルは低画質のプレビューファイルです。

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