Insta360 X4で長時間録画を行うと、30分ごとにファイルを切り分けて保存します。これはInsta 360 X3など旧モデルも同様です。万が一のトラブルでファイル保存の処理がうまくいかなかったとしても、30分まで、60分まで、90分まではデータは保管できるメリットだと考えるといいかもしれません。
実はInsta 360 X4の改善点の1つに、2つのセンサーで捉えた前後面の動画ファイルの一体化があります。Insta360 X3は画角が半球の動画ファイルをそれぞれ別で保存していますが、Insta360 X4は1つのファイルに全天球の動画データを収めています。
以下のスクリーンショットを見てください。上の3つのファイルはInsta360 X3のもの。下の2つのファイルはInsta360 X4のものとなります。同じ位置で、同じ秒数だけ撮った動画のファイルですが、拡張子「INSV」のファイル数が異なります。
1つのファイルにまとめてしまうと「前後の映像のステッチングの調整がしにくいのではないか」という不安は杞憂です。編集ソフトであるInsta360 Studioで読み込むと、正常(通常時)、レンズガード装着時や、ステッチ幅を調整できるカスタムの項目が用意されており、ポストプロダクション作業ができることが分かります。
なお拡張子「IRV」ファイルは低画質のプレビューファイルです。
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