画面は13.3型の有機ELディスプレイを搭載している。表示解像度は2880×1800ピクセル(アスペクト比16:10)で、輝度が最大500ニト、DCI-P3の色域を100%カバーし、色差は「ΔE1以下」と色再現性も高い。VESAの「DisplayHDR 500 True Black」に準拠し、カラーサイエンス大手の「PANTONE」による認証も取得している。
ヒンジは360度回転に対応しており、画面をフリップしてタブレットスタイルや、テントスタイル、スタンドスタイルと、マルチなスタイルで活用できる。
スピーカーは1W×2という構成で、ゲームや映画などエンターテイメントをしっかり楽しめる音質と音圧を確保している。「Dolby Atmos」にも対応しており、コンテンツに応じたサラウンドサウンドを楽しめる。
コンパクトなボディーが特徴の本機だが、キーボードは十分な大きさのものを備えている。キーの間にフレームがあるアイソレーションタイプで、キーピッチは実測で約19(幅)×18(奥行き)mmとなる。EnterキーやBackSpaceキーはやや細く、カーソルキーもやや小さめだが、打ちづらいというほどではない。キースイッチもほどよい反発で、タッチ感は良好だ。先述の通りCopilotキーも装備する。
キーボードの手前には、約128(幅)×80(奥行き)mmと大きめのタッチパッドを装備している。パッドの左上には、ProArtシリーズではおなじみの操作ダイヤル「DialPad」を備えている。「Premiere Pro」のタイムライン操作や、「Lightroom Classic」の現像パラメーターの調整など、クリエイティブアプリの各種操作に活用できる。
ワイヤレス通信機能は、Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)対応の無線LANと、Bluetooth 5.4を標準装備する。有線LANを使いたい場合は、USB接続のアダプターを別途用意する必要がある。
USB端子は、USB 40Gbps Type-C(USB4 Gen 3x2)が2基と、USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2) Standard-Aが1基の計3基を装備している。USB端子はUSB PD(Power Delivery)にも対応する。その他、HDMI出力端子、3.5mmヘッドセット端子(ヘッドフォン/マイク兼用)、microSDメモリーカードスロットも備えている。
ディスプレイ上部にあるWebカメラは約207万画素で、顔認証用の赤外線(IR)カメラも統合している。なお、「Windows Studio Effects」によるカメラ効果は評価時点では利用できなかった。
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