電子情報技術産業協会(JEITA)が9月9日、2009年7月の国内における携帯電話・PHS端末の出荷第数実績を公表した。
携帯電話とPHSを合計した7月の出荷台数は、262万9000台。これは前年同月比で69.6%という数字で、前年同月比で台数が減少するのは13カ月連続となった。広く導入されている割賦販売制度により、ユーザーの端末買い換えサイクルが長期化していることや、国内の景気後退による影響が大きいとJEITAでは分析している。
携帯電話の出荷台数は251万9000台で、前年同月比は69.3%。6月はボーナス商戦を控えて久々に400万近い台数の出荷があったが、7月は再び大きく落ち込み300万台を割った。ワンセグ対応製品は、251万9000台のうち216万5000台で、ワンセグ搭載比率は85.9%。6月の実績より若干搭載比率は下がったものの、8割以上の端末がワンセグを搭載している状況に変化はない。
PHSの出荷台数は11万台と6月の実績からさらに伸びた。契約数ではウィルコムの苦戦が続いているが、端末には需要があるようだ。
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