電子情報技術産業協会(JEITA)は6月10日、2009年4月度の携帯電話・PHS端末の国内出荷台数実績を発表した。累計出荷台数は前年同月比58.5%の193万台となり、3カ月ぶりに200万台を下回った。前年同月比は10カ月連続マイナス。
春商戦は年度が切り替わり新生活が始まるなど、1年で最大の商戦期であるが、新機種の盛り上がりに欠けたことや景気後退の影響を強く受け、3月度の290万2000台から97万台も下回るなど、過去に例を見ない低調なものとなった。
4月度の携帯電話出荷台数は188万3000台(前年同月比60.1%)、PHS出荷台数は4万8000台(前年同月比29%)とともに10カ月連続マイナスとなった。ワンセグ対応モデルの出荷台数は151万9000台(前年同月比73.7%、4カ月連続マイナス)で、ワンセグ搭載率は80.7%へ伸び、端末の高機能化が一層進んだ。なお、統計開始以来のワンセグ搭載モデルの累計出荷台数は5706万7000台となった。
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