NEC携帯部門とカシオ日立が事業統合、NECカシオ モバイルコミュニケーションズ設立へ

» 2009年09月14日 16時07分 公開
[園部修,ITmedia]
Photo 左からカシオ日立モバイルコミュニケーションズ代表取締役社長の大石健樹氏、NEC取締役 執行役員専務の大武章人氏、カシオ計算機常務取締役の高木明徳氏、日立製作所 コンシューマ業務本部長の渡邊修徳氏

 NEC、カシオ計算機、日立製作所の3社は9月14日、2010年4月に各社の携帯電話端末事業を統合し、合弁会社を設立すると発表した。新会社の商号は「NECカシオ モバイルコミュニケーションズ」となる。

 カシオ計算機と日立製作所は、すでに2004年から共同出資の携帯電話端末事業会社、カシオ日立モバイルコミュニケーションズを設立し、KDDIやソフトバンクモバイル、米Verizon Wireless、韓LG Telecom向けに端末を供給している。新会社はNECの携帯電話端末事業部門、モバイルターミナル事業本部とカシオ日立モバイルコミュニケーションズの販売・開発・製造・保守等の全事業を統合することになる。NECとカシオ日立は、すでにソフトバンクモバイル向け端末のODM供給などでつながりがある。

 事業統合のスキーム以下のように計画されている。

  1. 2009年12月末までにNECが100%子会社を設立する
  2. 2010年4月にNECの携帯電話端末事業を新設子会社に吸収分割する
  3. 同日に新設子会社を存続会社とし、カシオ日立モバイルコミュニケーションズを消滅会社とする吸収合併を行う

 新会社の本店所在地は神奈川県川崎市中原区のNEC玉川事業場内。合弁開始時の資本金は10億円で、出資比率はNECが66.00%、カシオ計算機が17.34%、日立製作所が16.66%になるが、2010年6月までに、増資を計画している。増資後の資本金は50億円となり、出資比率はNECが70.74%、カシオ計算機が20.00%、日立製作所が9.26%となる。役員は8人の予定で、NECから6人、カシオ計算機から2人を派遣予定。代表取締役はNECが指名する。新会社の商号に日立の名がないのは、日立が役員を派遣しないことも理由のようだ。

 この合併により、ドコモのLTE(スーパー3G)開発にも積極的に参加しているNECが持つ、W-CDMA端末を開発する部門と、主にCDMA2000事業者向けに端末を開発してきたカシオ日立、それぞれが持つ技術力、企画力、商品開発力などを組み合わせ、相乗効果を高めて競争力を強化する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月22日 更新
  1. 「弊社のモバイルバッテリーが河川等に投棄されている」――運営元が警察および関係各所と連携 (2026年08月19日)
  2. 「iPhone 18」シリーズうわさまとめ 秋にPro、来春に無印登場か 「さらなる値上げ」の可能性も考える (2026年08月19日)
  3. 服の中に風を送る「腰掛けファン」はハンディファンと何が違う? メリットと購入前に知るべき注意点 (2026年08月18日)
  4. 清水寺の「5Gが入らない」をどう解決した? ソフトバンクが挑んだ景観保護とアンテナ設置の裏側 (2026年08月20日)
  5. ソニー、Xperia新モデルを予告 8月25日11時に発表 YouTubeで世界同時配信 (2026年08月21日)
  6. Pixel 11シリーズ実機レビュー:「薄型化の無印」と「背面が光るPro」、Gemini連動の新機能で何が変わったか (2026年08月20日)
  7. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  8. きょう発売の「Pixel 11」、結局は何が進化点? Geminiの進化にも注目 (2026年08月20日)
  9. 最大24万強マイル還元のチャンス 新「ANAアメックス」誕生、日常決済で“旅が近づく”特典強化の中身 (2026年08月21日)
  10. 「新喜皮革」のコードバンを使用したApple Watch用バンド登場 約2万円 (2026年08月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー