iPhoneだと前のめりだったTwitterが、iPadでは少し後ろに引いて見られる――マガジンハウス池田美樹氏iPad on Businessperson

» 2010年08月04日 18時00分 公開
[大木豊成,Business Media 誠]
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 iPadを仕事道具へと変える――。ビジネスパーソンや企業経営者向けに、iPadの概要とビジネスにおける活用術や、iPadそのものが持つビジネスチャンスの可能性などを紹介する書籍『iPad on Business』。この連載は、同書を抜粋、再編集したものです。


 良い意味で裏切られた――。マガジンハウス『Age[アージュ]』編集長の池田美樹氏は、根っからのアップルフリーク。「当たり前だけど、iPadだったらPCが苦手な女性でも使いこなせるはず」。そんな軽い気持ちでお願いしたインタビューだったが、実際の池田氏はiPadをオンでもオフでも使いこなす女性編集長だった。

女性のバッグにも収まるPCがやっと出た!

 「実はわたし、アップルフリークなんです。だから、アップルから発売されるものは、一通り使っています」

 アップルには15年ほど前に発売された「LC575」というMacintoshがあるが、池田氏は当時30万以上もした同機を自腹で購入したという。以前はPalmも持っていたというからPDAにも精通しており、iPhoneももちろん使用中だ。加えてソニー製品も好きと公言するからには、持ち物を選ぶ際にデザイン性を重要視しているということだろう。

 女性は男性のようなブリーフケースをほとんど使わないため、モバイルPCでさえ外に持ち出すことはあまりない。池田氏はソニーから発売された軽量PCが気になったこともあるそうだが、結局購入には至らなかった。そんな折にiPadが発売され、「このサイズなら持ち歩いて仕事にも使える」と直感し、早速米国旅行中の友人に頼んで購入したそうだ。

 現在、池田氏はiPadを常時携帯している。社内での打ち合わせや社外での取材にはもちろん、プライベート時間も手放せなくなった。ソフトウェアキーボードなので、Macに比べて若干キーボードが打ちづらいとは感じるものの、気付いたことやメモ、後で読みたいサイトのURLなど、なんでもデジタルメモのEvernoteに入れている。iPhoneではEvernoteは参照にしか使わなかったが、iPadからは入力も参照もどちらも使えると語る。

広告主も紙をめくる感覚に興味深々

 また池田氏は、国内国外を問わず、仕事柄さまざまな雑誌のiPadアプリチェックも欠かさない。そのため、英和・和英辞書以外に「プチ・ロワイヤル仏和・和仏辞典」をiPadに入れて役立てているとのこと。

また自身が発行した、35歳からの働く女性向け雑誌『Age[アージュ]』をPDFにして持ち歩いている。広告主などを含めて外でデモをする際に「i文庫HD」の紙のページをめくるような感覚が好評で、IT業界のみならず、世間がiPadに注目していることを肌で感じるそうだ。

 自宅でiPadを使う場合、大抵はソファでリラックスして使っている。ソファでTwitterを見るときは、書き込むよりも読むことが多いそうだ。「iPhoneでTwitterを見ると、参加しないと! という感じで前のめりになるが、iPadでは少し後ろに引いて見ている感じ」。恐らく、ソファに寄りかかる姿勢が書き込むことに向いていないのではと語る。これは、今までのPCにはない感覚だ。

 池田氏はiPadなどのデバイスにおけるAge[アージュ]の展開も、視野に入れている。「使ってみて分かったのは、iPadは、今までの紙の雑誌をそのままデータ化して入れるものではないということ」。まだ具現化してはいないが、iPadの機能を活用した既存の雑誌ではない「コンテンツ」を提供していきたいという。読者にとって、iPadで読む雑誌の後ろでどんなシステムが動いていようと関係がない。そういったことを意識せずに読める雑誌を、池田氏はどんな形で世に送り出すのだろうか。

iPad on Businessperson:池田美樹(いけだ・みき)

マガジンハウス『Age[アージュ]』編集長。熊本生まれ。転職3度目でマガジンハウスに入社、『olive』『Hanako』『croissant』『an・an』を経た後、2009年夏に新しい女性誌『Age[アージュ]』Vol.1を発行。働く女性達に、パワフルなライフスタイルを提案している。現在、不定期刊行誌を定期刊行誌に育てるべく奮闘中。iPadでの展開も考えており、AgeVol.1のiPad版の発売日は7月下旬の予定。


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