第2四半期の国内モバイル機器市場、前年同期比23.1%増に――スマートフォンがけん引調査リポート

» 2010年09月30日 00時15分 公開
[ITmedia]

 IDC Japanは9月29日、国内モバイルデバイス市場の2010年第2四半期の実績を発表した。

 これによると、2010年第2四半期の国内モバイルデバイス市場は、対前年同期比23.1%増の2911億円となった。20%を超えるプラス成長となった要因は、「iPad」の登場でメディアタブレット市場が急速な立ち上がりを見せ始めたことやスマートフォン市場の急拡大、「Pocket WiFi」に代表される3G対応のパーソナルルータ需要の拡大という3点が挙げられる。

 メディアタブレットについては、2010年第2四半期に市場投入されたiPadの効果が大きく、同四半期では50億円以上にまで急拡大している。スマートフォンは、ソフトバンクモバイルの「iPhone」に加え、ドコモが投入したAndroid端末「Xperia」などの端末販売が好調で、市場規模は450億円レベルにまで拡大。また、3Gパーソナルルータの需要も拡大傾向にあり、20億円規模に達している。

 これに対して、2009年に躍進を見せたモバイル通信カード、ミニノートブックPC市場は、マイナス成長となった。要因は先進ユーザー向けの市場が一巡したこと、Pocket WiFi(モバイルWi-Fiルータ)が市場に投入されたことで「100円PC」の魅力が薄れ、ユーザーの注目度、関心度が大幅に低下していることの2点が挙げられている。

 2010年のモバイルデバイス市場は、スマートフォンや3G対応のパーソナルルータ、メディアタブレットがけん引し、1兆2800億円の規模まで市場が拡大する勢いがあり、今後もモバイルデバイス市場は拡大傾向が続くとみられる。しかし、ノートPC分野はマイナス成長の見込みであることから成長率は徐々に鈍化し、2014年は1兆4440億円規模になると同社アナリストは予測している。

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