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» 2005年01月17日 19時29分 UPDATE

Vodafone 702NK、メール&Webブラウズ端末としての使い勝手は? (1/3)

ボーダフォンの冬の3G携帯として登場した「Vodafone 702NK」は、本体のみでPC用メールのチェックやPC向けサイトの閲覧が行える異色の端末だ。ここではメール&Webブラウズ機能を中心に紹介する。

[吉岡綾乃,ITmedia]

 Vodafone 702NK(以下702NK)は、ノキア・ジャパンのGSM/W-CDMA両対応端末「Nokia 6630」のボーダフォン版といえる製品だ。Nokia 6630は発売が延期になっているが(1月16日現在未発売)、702NKは2004年12月8日から発売されている。

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 Nokia 6630と比べると702NKには、Nokia 6630の予想価格よりも安価で販売されていること、ボーダフォンライブ! などボーダフォンの提供するサービスが使えるといったメリットの半面、ボーダフォン以外のSIMカードを差しても動作しない、付属のPC連携用ソフトを使ってMP3などの音楽ファイルを転送/再生できない(着うたなどで購入した曲は再生可)、Symbian用アプリケーションの一部しかインストールできないなど、いくつかの制限が付いている。

 702NKの特徴のうち、大きなものを挙げると

  • ボーダフォンのローミングサービスに対応しており、いるため世界中で同じ端末、同じ番号を使って通話やメール、Webブラウズができる
  • 702NK単体でPC用のメールが送受信できる
  • PC用Webサイトを閲覧できる
  • Bluetoothインタフェースを持っている
  • マルチタスク
  • 汎用OSであるSymbianOSが搭載されており、ユーザーがSymbian用ソフトをインストールできる
  • Microsoft OutlookやLotus OrganiserといったPC用のPIMソフトとスケジューラやアドレス帳、ToDoリストなどを簡単に同期できる

……となる。

 このうち後ろの2つ、アプリのインストールやPC連携といった、PCとつなぐと使えるようになる機能については別稿で詳しく紹介する予定だ。また、スペックなどについては9月22日の記事12月9日の記事を参照してほしい。

 本体のみでPC用メールのチェックや、PC用Webブラウザが行える端末は非常に少なく、現行の端末ではDDIポケットのAirH" PHONE(「AH-K3001V」など)くらいしか見当たらない(2004年5月31日の記事5月27日の記事参照)。今回は本体のみで行える機能、とくにメール&Webブラウズ機能を中心に見ていく。702NKは2004年11月から開始したパケット定額制「パケットフリー」に対応しているが、どういう条件だとパケットフリーになるかが少々複雑なので、メール、Webブラウズそれぞれについて見ていこう。

PC用メールをチェックできるが、パケットフリーの対象外

 702NKで送受信できるメールは、「SMS」「MMS」「E-mail」の3種類。SMSはタイトルなし、最大140バイト(全角70字)という制限のあるメールサービスだ。スカイメールが送られてきた場合はSMSとして受信するほか、提携している海外の携帯キャリアから送られてきたSMSも受信できる。

 MMS(キーワード参照)は、SMSよりも長いメールや添付メールなど、300Kバイトのメールをやりとりできる。ほかのボーダフォン端末から送られてきたロングメール、スーパーメール、VGSメールをMMSとして受信するほか、他社製携帯やPCなどからボーダフォンのメールアドレス(xxxxxx@x.vodafone.ne.jpなど)宛に届いたEメールもMMSとして受信する。

 E-mailはPC用のメールアドレスを使ってメールを送受信するもので、添付ファイルも受信できる。一般的なPOP3/SMTPのほかIMAPにも対応しており、APOPサーバーの利用も可能と柔軟性が高い。POP3/SMTP設定だけでなく、APOP用の設定も試してみたが、どちらも異常なく送受信できた。

 E-mailを利用するにはISPの設定が必要だ。柔軟性が高い半面、設定項目がかなり多く、意味の分かりにくいところもあるので、Nokia6630用設定ページを参照することを強くお勧めする。ここにメールサーバーの各種設定を入力しながら702NKを設定すればスムースだろう。

 パケットフリーの対象になるかどうかは、どのアクセスポイントを使うかで決まる。「VF JP Web/VF JP MMS以外のアクセスポイントを経由した通信は定額適応外」が基本的なルールだ。MMSはVP JP MMS経由で通信するため、パケットフリーの対象となり、定額料金でメールの送受信ができる。E-mailはアクセスポイントがVF JP Access Internetしか選べないため、パケットフリーの対象外となり、従量制の料金が適用される。

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