先週はAQUOSケータイ「905SH」が首位を奪われる波乱が起きるなど、各キャリアの2006年携帯夏モデルが出そろってきたことでランキングの変動も多くなってきた。さて今回はau夏モデルの本命「ウォークマンケータイ W42S」の行方に注目したい。ではランキングを見ていこう。
NTTドコモ | au | ツーカー | ボーダフォン | ||||||||||||
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1 | → | SH902iS | W42S | → | TK51(*) | → | 705SH | ||||||||
2 | → | N702iD | ↓ | W41CA | ↑ | TK41(*) | → | 905SH | |||||||
3 | ↑ | SH902i | ↓ | A5517T | ↓ | TK40(*) | ↑ | 803T | |||||||
4 | ↑ | P902i | ↓ | W41S | ↑ | TK41 | ↓ | V502T | |||||||
5 | ↓ | F881iES | W33SA2 | ↑ | TT41(*) | ↑ | 904SH | ||||||||
6 | ↓ | D902iS | ↓ | W43T | ↑ | ツーカーS | ↑ | V604SH | |||||||
7 | ↑ | D902i | ↓ | A5518SA | → | TK51 | ↓ | 804SS | |||||||
8 | ↓ | P701iD | ↓ | W42K | ↓ | TT51(*) | → | V403SH | |||||||
9 | ↓ | P902iS | ↓ | W41SA | ↑ | ツーカーS(*) | → | 804SH | |||||||
10 | → | N902iS | ↓ | A5521K | ↑ | TK40 | → | 705T | |||||||
(*)表記は「プリケ―セット」対応端末 |
ドコモは902iSシリーズが出そろったためか、今回はさほど大きな変動がなかった。なお「SH902iS」は相変わらず強く、今週も首位を獲得した。連続首位記録はこれで4週め。
旧モデルが売れる現象は今週も傾向がより顕著になっている。先週6位の「SH902i」はなんと3位に、先週7位の「P902i」も4位、先週はランク外だった「D902i」も最新モデルとなる「D902iS」に次いで7位に入った。
なお「F902iS」は残念ながら今週もランクインならず。902iSシリーズ各モデルの人気は、奇しくも先日行ったドコモ夏モデルの読者投票(2006年6月14日の記事参照)と酷似する結果となっている。
その読者投票でかなり高い投票数を得たのが、防水FOMAこと「SO902iWP+」。本機は、本日30日に発売された。次回の集計でどれだけ人気が出るか注目したい。
auの2006年夏モデルは、今週から熱くなってくる。“本命”と評される「ウォークマンケータイ W42S」は、予想通り初登場1位を獲得。au春モデルの王者「W41CA」から首位を奪った。
ただし先週のトップ3、「W41CA」「A5517T」「W41S」もそのまま2、3、4位に落ちただけで、いまだ販売数を伸ばしている。今回初登場の夏モデルとして、ワンセグ/アナログテレビ機能を備える「W33SA II」も健闘し、5位にランクインした。
次回の集計では、もう1つの本命「G'zOne W42CA」(29日発売)や、Bluetoothミュージック機能+スリムデザインの「W44T」(28日発売)のほか、「W42H」(九州・沖縄エリアで30日発売。ただし東北・関東・中部エリアの発売は7日で、次回の集計には含まれない)「A5518SA(カメラなしモデル)」(7月1日発売)も含まれ、2006年au夏モデルがすべて出そろう。新モデルがランキングを大きくかき回してくれることに期待したい。
ボーダフォンのランキングは、先週、「905SH」から王座を奪った「705SH SLIMIA」が引き続きトップを獲得した。905SHは、26日にソフトウェアの不具合も発覚するなど、どうも逆風が吹いている印象だ。しかしこの発表により分かったのが、5月27日の発売以来1カ月で約9万9000台も売れていたという事実である。
ところでトップ10内に6機種も入るほどのシャープに対し、東芝も3機種と、こちらも多数ボーダフォン向け端末を多くリリースするメーカーだ。3位に、液晶を閉じたまま音楽再生が可能な「803T」、5位に「V502T」、10位にミュージックコンソール付きの音楽携帯「705T」がランクインするなど、特に音楽機能を特徴とする端末に人気がある。
同社はこの「705T」のコマーシャルキャラクターに、“エロかわいい”で知られる倖田來未さんを起用した。7月1日よりテレビCMの放映が開始され、追って新聞・雑誌広告、交通広告などを展開する予定とのことで、ユーザーもCMを目にする機会がかなり増えそうだ。次回以降「705T」のランクアップも期待したい。
ちなみにauの東芝製端末「W44T」のCMキャラクターは、4GバイトHDD搭載の音楽携帯「MUSIC-HDD W41T」から引き続き、大塚愛さんを起用している。今夏東芝は、旬なアーティスト2人で“音楽対応携帯”をかなりプッシュしたい考えだと思われるが、そこに立ちはだかるのは「ウォークマン」のブランド力。音楽携帯のシェア獲得戦争も始まろうとしている。
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