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» 2006年09月08日 21時24分 公開

携帯販売ランキング(8月28日〜9月3日):“あの”端末が「初のTOP10入り」で、なぜかうれしい気分

9月に入り、販売ランキングにも少なからず“変化”が見られるようになってきた。それは新端末発表・発売の前触れなのか、それとも値下げの影響からなのか。今回の携帯販売ランキングはどのような結果となっただろうか。

[岩城俊介,ITmedia]
順位NTTドコモauボーダフォン
1(2)SH902i(1)W41CA(1)705SH
2(3)SH902iS(2)W42K(2)905SH
3(1)N702iD(5)ウォークマンケータイW42S(3)904SH
4(4)P902i(3)W44T(4)V604SH
5(5)N902i(6)W33SA2(6)V502T
6(6)FOMAらくらくホンII(F881iES)(4)A5521K(5)803T
7(7)D902i(8)A5517T(9)V403SH
8(8)P902iS(7)W43T(─)804SS
9(9)D902iS(10)W42H(7)705T
10(10)N902iS(─)G'zOne W42CA(10)804SH

この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国3500店舗の量販店(家電量販店、カメラ販売店、PC専門店)のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています。

「SH」端末が王座奪還

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 前回まで8回連続で販売ランキングの首位を獲得していた人気端末「N702iD」が、「SH902i」および「SH902iS」(写真)のシャープ製端末2機種に王座を奪われた。

 前回前々回あたりのランキングから902iSシリーズの人気が回復する傾向が見られたが、今回も2位にSH902iS、8位にP902iS、9位にD902iS、10位にN902iSが入っている。

 新シリーズと思われる「FOMA 903iシリーズ」の噂(2006年9月1日の記事参照)が聞かれ始めた。新シリーズ発売後の旧機種は大きく値下がりする(FOMA 90xシリーズの場合は、新規価格で1万円半ばほどになる)ことがほとんどで、旧機種もその割安感から売れる傾向がある。903iシリーズが発売されるころに、旧モデルとなる902iSシリーズの各機種がどれほど人気を得るのであろうか。


「G'zOne W42CA」初ランクイン

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 今回のau販売ランキングは、相変わらず売れている「W41CA」の王座は変わらずながら、順位の変動がやや多い結果となった。

 健闘したのは、前回5位から3位に上昇した「ウォークマンケータイW42S」、前回10位から9位に上がった「W42H」、そして10位に入った「G'zOne W42CA」(写真)の3機種。とくにG'zOne W42CAは、2006年6月末の登場以来、初のトップ10入りを果たした。

 かなり前に聞いたG'zOne W42CAに関するアンケート(2006年7月21日の記事参照)では、膨大な意見を頂戴した。この結果をまとめてみよう。

端末名 ボディサイズ 重量
G'zOne W42CA 53×117×29ミリ 155グラム
A5521K 50×97×18.4ミリ 107グラム
W42H 50×100×25ミリ 120グラム
ウォークマンケータイ W42S 49×106×26ミリ 123グラム
W42K 51×98×24ミリ 128グラム
W44T 51×108×25ミリ 139グラム
W33SA II 50×105×27ミリ 149グラム

 もっとも多かった意見が、端末のサイズと重量について。

 G'zOne W42CAのボディサイズは53(幅)×117(高さ)×29(厚さ)ミリ/重量155グラム。2006年au夏モデルの最軽量/最薄端末「A5521K」は50×97×18.4ミリ/重量107グラム、WIN端末の夏モデル最軽量端末「W42H」も50×100×25ミリ/120グラム。スペックから見てもG'zOne W42CAはやはり大きく、重い。

  • すべての人がタフネス、防水性能を求めているわけではないと思う。アウトドアなどの非日常よりも日常の方が圧倒的に多いし
  • 防水、耐衝撃は魅力だが、あの大きさを目の当たりにすると普通の機種でよいように思えてしまう
  • 「でかい、重い」に尽きる。携帯性が悪い携帯電話なんて、買うわけがない
  • あのカラーバリエーションと形では、女性は買わない
  • microSDだから
  • FeliCa対応でないから
  • 待受画面がペンギンじゃないから
  • G'zOne TYPE-Rとの差を比べてしまう(TYPE-Rのインパクトが強すぎて、それを超えられていない)
  • コンセプトをやや一般寄り(ロボット)に振ったことで、ニッチ/一般どちらにも支持されない中途半端さが見えた

 発表時に記事などのWebサイトやカタログの情報を確認したときは興味を持ったが、実際に店頭で実物、あるいはモックアップをさわってみたところ、その大きさや重さから興味が薄れてしまったという声が多い。FeliCaやBluetoothがないからといった機能面でも、そのあとに「どうせなら(あの大きさ/重さなら)付いていてほしいよね」というニュアンスを含んだ答えが多かった。

 非常に辛辣な意見も多く、それだけよくも悪くも注目を集めた端末ということは事実のようだ。当然、熱烈なファンからの声も多く届いている。

  • クルマに例えると軽やミニバンでなく、スポーツカーやオープンカーのようなもの
  • いわゆる“オフ”用に、2台目として買った。仕事用と使い分けている
  • 「オンリーワン」はやはり魅力
  • ニッチを狙った端末だけに、ランクインはせずとも長期にわたって細々とでも長期間売れるのではないか
  • 継続契約1年の機種変待ち
  • 学生なので月額料を考えて1X端末にせざるを得ない状態だから。WIN用学割があれば迷わず機種変している
  • ほんの少し前にW41CAを買ってしまったから。出ると分かっていれば機種変更しなかったのに
  • G'zOne TYPE-RはWIN端末でないため泣く泣く敬遠した。私にとっては“待望”だった

 G'zOneシリーズの魅力をクルマに例えるファンは多い。2シーターのオープンカーは実用性に乏しいことも多々あろうが、実用性だけで語れない多くの魅力がある──と、かなりの長文で意見を寄せてくれた読者もいた。

 また1年前にG'zOne TYPE-R(2005年7月22日発売)を購入したため、2006年6月時点では継続契約期間の都合で“待ち”だったので購入しなかった。しかし8月になって新規価格に近くなる「13カ月から24カ月(361日目より)」の機種変更価格で買えるようになったユーザーも増えた。今回のTOP10入りは、これらユーザーが機種変更しだしたことと、そもそもの販売価格が下がってきたことによる相乗効果だったのかもしれない。

 と、ここまで書いてきて、なぜ私は当初興味がわかず、買ってもいないG'zOne W42CAに思い入れてしまっているのか、なぜこんな長文を書いているのか、不思議だ。おそらくG'zOneには、そうさせるほどの魅力があると無意識に感じてしまっているのだろう。ともあれ、G'zOne W42CAのTOP10入りにさりげなく拍手を送りたい。


モバイルSuicaにも対応予定の905SH、さらに長生きの予感

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 ボーダフォン端末は、スリム&上質の「705SH SLIMIA」、AQUOSケータイ「905SH」(写真)、VGA液晶「904SH」のトップ3は定位置。4位の「V604SH」も含めて、上位4位までがシャープ製端末で占められた。

 ボーダフォンからも、2006年8月の販売実績において905SHがワンセグ対応端末中でトップに、705SHがすべての端末中でトップになったという発表がわざわざあるなど、やはり705SHと905SHはボーダフォン端末の中でも現在、飛び抜けて人気がある端末であろうことが伺える。

 なお、「ボーダフォンライブ!FeliCa」(10月1日以降は「S! FeliCa」)に対応する905SH(と904SH)に関しては、2006年12月からJR東日本のモバイルSuicaも利用できるようになるという発表があった(2006年9月5日の記事参照)。新色を投入するなどにて小リニューアルを行ったことも相まって、このトップ3の地位はしばらく安泰といったところだろうか。


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