「この評価については、まったく納得できないし、受け入れられない。我々の要望が反映されていないことは、誠に遺憾である」――。イー・アクセス、ソフトバンクを中心としたオープンワイヤレスネットワーク(OpenWin)が、2.5GHz帯を利用する高速無線通信の事業免許を取得できなかったことを受け、“わずか2行”のコメントを発表した。
OpenWinは、2.5GHz帯の免許取得を目指してイー・アクセスとソフトバンクが中心となって設立した企画会社。立ち上げ時には、証券や投資会社、ISPら6社が出資を決め、11月には“免許を取得したら出資する”という条件ながら、新たに31社が参加。ホールセールのみのオープンなモデルでモバイルWiMAX事業を展開するとしていた。
2.5GHz帯の争奪戦を巡っては、電波監理審議会への諮問前に内定報道が繰り返され、そのたびにソフトバンクの孫正義社長やイー・アクセスの千本倖生会長らOpenWin陣営が、審査の透明性や公正性を確保するよう訴えてきた。OpenWin陣営は諮問を目前に控えた20日にも、総務大臣と電波監理審議会の会長に要望書を提出し、諮問内容の公開と審査のさらなる透明性確保を訴えていた。
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