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» 2008年03月17日 09時00分 UPDATE

3月8日〜3月14日:5分で分かる先週のモバイル事情

三洋電機、三菱電機と端末メーカーの撤退が相次ぐ中、ソニエリもドコモ向け端末の商品化計画を見直していることを明らかにした。KDDIの小野寺社長は社長会見で、プリペイド契約の急増について「一部で異常な方法で販売していたところがある」と認め、改善を図っているとした。

[後藤祥子,ITmedia]

ソニエリ、ドコモ向け端末の商品化計画を見直し

 三洋電機三菱電機など端末メーカーが相次いで事業の売却や撤退を発表する中、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズもドコモ向け端末について、商品化計画を見直していることを明らかにした。

 au端末についてはこれまで通り開発を進めるが、ドコモ向けの端末開発については、「市場環境や開発リソースを鑑みて、見直しを図る」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ広報)としており、端末開発からの撤退やOEMによる製品投入については否定した。

 ソニー・エリクソンは、ソニーとEricssonの携帯電話合弁会社であるSony Ericsson Mobile Communicationsの日本法人で、現在はドコモとau向けに携帯電話を開発している。海外では音楽プレーヤーの「Walkman」、デジタルカメラの「Cyber-shot」など、ソニーのブランドを冠した端末の投入でシェアを伸ばして世界シェア4位につけており、2月のMobile World Congress 2008では、同社初のWindows Mobile端末「XPERIA X1」を発表して注目を集めた。

KDDIの小野寺正社長、「2月のプリペイド契約の数は異常」と認める

 KDDIの小野寺正社長兼会長が社長会見の席で、プリペイド契約の急増についてコメント。「2月のプリペイド契約は異常に高い数字になった」とし、「3月は少しまともな数字に戻る」(小野寺氏)という見方を示した。

 電気通信事業者協会(TCA)が3月7日に発表した、2月末時点でのKDDIの携帯電話契約の純増数は、auが24万9800、ツーカーが−4万8700で、KDDIトータルでは20万1200となったが、純増数の内訳を見るとプリペイド契約が6万2900の純増であることが分かり(auが8万2100、ツーカーが−1万9200)、その不自然さが問題視されていた。

 小野寺氏はこの問題について「ある時期から、プリペイドの契約数が不自然に増えているのに気づいて調べてきた。その結果、一部で異常な方法で販売していたところがあると分かり、それは止めにかかっている。“正常な契約数”がどういう数かといわれると明確な基準はないが、3月は少しまともな数字になると思う」と話した。

ケータイライクなスマートフォン、「F1100」登場

 Windows Mobile端末でありながらケータイライクな操作性を実現した、富士通製のドコモ端末「F1100」が3月17日から店頭に並ぶ。

 これまで端末メーカー各社がリリースしてきた多くのWindows Mobile端末は、QWERTYキーボードを搭載しているが、F1100ではソフトキーやテンキーを搭載。ボディ形状も一般的なケータイライクなスライド型を採用し、Windows Mobile端末であることを意識させずに使えるよう配慮した。

 富士通モバイルフォン事業本部マーケティング統括部の堂本泰成氏はその理由を、「“ケータイらしさ”を求め、片手操作にこだわったため」と説明。同端末の特徴について「スマートフォンに求められるのは、PCやネットワークとの親和性。そのため、F1100のOSには汎用性や拡張性があり、世界標準といえるWindows Mobile 6を採用した。また、ケータイらしい操作性を追求し、片手でもすべての操作がしやすいStandard Editionを選んだ」(堂本氏)と話している。

2G端末の出荷台数実績が0台に

 電子情報技術産業協会(JEITA)が3月11日に発表した、2008年1月の移動電話国内出荷台数実績によると、携帯電話とPHSを合わせた移動電話の総出荷台数は408万4000台となった。前年同月比は107%で、2007年11月から3カ月連続で前年比プラスが続いている。

 今回のトピックは、2G携帯の出荷台数実績が0台となったことで、NTTドコモによると、PDC端末の製造は2007年12月で終了しているという。ただ、一部で報道されているように、「在庫限りでムーバの新規契約を打ち切る」といったことは「まだ決まっていない」とした。

日テレが「デジテク2008」開催、“ケータイ×ワンセグ”利用のデモを披露

 2008年に開局55周年を迎える日本テレビが、現在取り組んでいる技術研究テーマを紹介する展示会「デジテク2008」を開催した。この展示会では、放送を送出するための技術や番組制作を支える技術、将来のメディア像を予見させる技術など、放送に関連する技術を幅広く展示した。

 携帯電話関連の技術は、受信状態の悪い場所向けのワンセグ切り出しシステムや、PCRパケット(信号処理の基準となる時刻情報)の空き領域を有効活用して、最大8日先までの電子番組表を送る技術、ワンセグの字幕を履歴で読めるようにする「読むワンセグ」などのデモを展開した。

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