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» 2009年10月20日 17時03分 UPDATE

写真で解説する「T003」 (1/2)

東芝製の「T003」は折りたたみ型では世界最薄の防水ケータイ。厚さ11ミリ台のスリムなボディと、スタイリッシュなフォルムに4層コートを施した塗装が美しい。東芝のデジタルハイビジョンテレビ「REGZA」クオリティの映像に、東芝ケータイ伝統の実用的な機能など、高いクオリティを感じさせるモデルとなっている。

[青山祐介,ITmedia]

 今回の2009年秋冬モデルの中で“選べるスリム&コンパクト”をキーワードにしたモデルの1つが東芝製の「T003」だ。折りたたみ型の防水ケータイとしては世界最薄(2009年8月現在)となるミドルレンジのモデルだ。発表会のプレゼンテーションの中でも、「携帯電話の持ちやすさ(フィット感)を重視する」が60.6%、「携帯電話の薄さを重視する」が46.2%といったアンケート(KDDI調べ)結果が紹介された。T003はこうしたニーズを受けて、“防水、スリム”というコンセプトのもとに生まれた。

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photo ボディカラーは左からシトラスグリーン、ルミナスレッド、グラファイトブラックの3色。いずれもステンレスボディに4層コートという贅沢な塗装が施され、グリーンとレッドは彩度の高い色味と艶やかな光沢を持つ。ブラックは鉱石の断面のようなラメが光り、指紋が目立ちにくいマット仕上げとなっている

 T003の最薄部は11.6ミリながら角張ったデザインではなく、これまでの東芝製ケータイに共通した丸みのあるフォルムが特徴。ただしヒンジ側のカメラ部周囲は厚さ14.9ミリ。ダイヤルキーは周囲をメッキのモールが1周して高級感を演出。薄さを優先したため、側面には外部メモリスロットと充電端子以外のパーツは省かれている。

photophotophoto 展示会場では京セラ製の「SA001」とともに、世界最薄をアピールしていた(写真=左)。ステンレスを使った背面パネル。サブディスプレイは持たず、右下に着信ランプがある(写真=中)。背面には3.2メガピクセルカメラと充電端子、バッテリーカバーのみのスッキリしたレイアウト。FeliCaポートは充電端子の上に配置(写真=右)
photophoto 左側面にはSDカードスロット、右側面には充電端子のみを配置。いずれも防水パッキン付きのカバーだ
photophoto ヒンジ部(写真=左)と先端部(写真=右)
photophotophoto 着信イルミネーションは、設定したパターンに応じて点滅する(写真=左)。AFと顔検出対応の322万画素カメラ写真=中)。バッテリーは防水パッキン付きのカバーの中に納まる。電池の容量は800mAh(写真=右)
※初出時に「フォトライトも搭載している」との記述がありましたが、フォトライトは搭載していません。お詫びして訂正いたします(2009/11/11 18:44)

photophoto T003は防水端末では珍しく、外部メモリスロットが側面にある(写真=左)。端子カバーの裏側にはパッキン処理が施されている(写真=右)

 ディスプレイ表面にはステンレス素材を採用しているが、ヘアラインなどで“ステンレス感”を強調するのではなく、4層にも及ぶ高品質な塗装で仕上げた。T003では「アンダーコート、メタリック層、粒子層、そしてUVクリアーという4層の塗装を施すことで、鮮やかな発色を得られた」(説明員)という。

 一方、周囲にメッキモールをあしらったキー面には、薄いながらも丸みを持たせた立体キーを採用した。縦につながったタイルキーの下にはシルバーのラインを入れ、各キーの境界を際立たせているのが特徴。また、数字キーと十字キーや発話、終話キーなどを、表面処理や色を変えて分離した。

photo ステンレスに4層という贅沢な塗装を行うことで鮮やかな発色を実現。ブラックのみ指紋の目立ちにくいマット仕上げとなっている
photophotophoto グリーン、レッド、ブラックのダイヤルキー。バックライトは、レッドとブラックが白、グリーンは青く光る。ダイヤルキーと十字キーの周囲では素材感が変えており、グリーンは上半分がグリーン、下半分がシルバーになっている
photophoto 薄さを狙いながらも、各キーはややふくらみのある立体キーを採用して操作性の良さを確保した(写真=左)。サイドキーを廃した代わりに、数字キーの下には「カスタマイズ/覗き見防止」「マナー」「クイック」キーが並ぶ。左の「カスタマイズ/覗き見防止」キーは、初期設定ではアイコンどおり「ワンセグ起動」となっているが、好みに応じて「TV」「電子辞書」「LISMO(本)」「カメラ」「EZチャンネルプラス」のいずれかに変更できる(写真=右)

 3.0インチのフルワイドVGAディスプレイは一般的なTFT液晶だが、東芝のデジタルハイビジョンテレビ「REGZA」の映像技術を生かし、高精細な映像を再生できる。「東芝の社内には『REGZAマイスター』がいて、このT003にも“人肌を美しく見せる”REGZAの画づくりにはこだわった」(説明員)という。「あざやか」「標準」「映画」「省電力」という4つの画質モードを選択でき、「なめらかモード」を設定すればフレームレートを補完して30fpsで再生できる機能など、REGZA関連の映像技術の多くを「T002」から継承している。また、今回新たにダビング10対応番組を本体データフォルダに録画した場合、SDカードに9回までコピーできる機能も追加した。

photophoto カスタマイズキーから一発起動できるワンセグ。映像は「REGZA」の映像技術を採用し、木の葉の緑や人物の肌色を自然な色で見せるチューニングが特徴(写真=左)。ワンセグの画質は「あざやか」「標準」「映画」「省電力」の4モードから選択可能(写真=右)
photophotophotophoto ディスプレイはカスタマイズキーを長押しすることで、覗き見防止モードが有効になる。画面にベールがかかるようにコントラストを下げ、横方向から画面を見づらくする
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