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» 2010年01月06日 06時00分 UPDATE

Google、Android 2.1搭載の“スーパーフォン”「Nexus One」を発表

Googleが1月5日(現地時間)、自身が端末の開発に深く関わり、Android OSの性能を最大限に引き出したスマートフォン「Nexus One」を発表した。米国では即日販売を開始している。

[園部修,ITmedia]

 Googleが1月5日(現地時間)、HTCと緊密に協力し、Android OS 2.1の持てる性能を最大限に引き出した、スマートフォンのさらに上を行く自称“スーパーフォン”「Nexus One」を発表した。

 かねてからうわさがあったとおり、端末はGoogleがWebサイト(http://www.google.com/phone/)で即日販売を開始。米国、英国、シンガポール、香港から購入できる。米国ではSIMロックフリー版を529ドル、T-Mobileとの2年契約付きのものは179ドルで販売する。購入にはGoogleアカウントとGoogle Checkoutのアカウントが必要だ。なお日本からはまだ購入できない。

Snapdragon搭載、3.7インチ有機ELのタッチパネルディスプレイを装備

Photo 「Nexus One」

 Nexus Oneは、HTCがデザインや製造を担当し、Googleが販売するAndroid OS 2.1を搭載した最新端末だ。これまでのAndroid搭載端末は、端末メーカーが開発して自社のブランドで販売していたが、Nexus OneはGoogleのブランドで販売するのが大きな特長だ。

 3.7インチのメインディスプレイは有機ELで、タッチパネルを搭載。解像度はワイドVGA(480×800ピクセル)。プロセッサーはQualcommのSnapdragon(1GHz)で、512Mバイトのメインメモリと512Mバイトの内蔵フラッシュメモリを備える。microSD/microSDHC対応の外部メモリスロットもある。ディスプレイの下部には、「HT-03A」と同様のトラックボールも用意されている。2つのマイクで雑音を検出し、クリアな通話が可能なアクティブノイズキャンセル機能も備えた。

 通信方式は、初期のバージョンではUMTS/GSM対応となるが、Verizon Wireless向けにCDMA2000対応版もリリースされる模様。UMTS版は2100/1700/900MHzに対応しており、GSM/EDGEの1900/1800/900/850MHzでの通信も可能。最大通信速度は下り7.2MbpsのHSDPAと上り2MbpsのHSUPAをサポートする。

 IEEE802.11b/g/n対応の無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、GPS、電子コンパス、加速度センサー、照度センサー、近接センサーなどを装備。720×480ピクセル/20fpsでの動画撮影もできる500万画素のCMOSカメラ、LEDフォトライトなども備える。バッテリー容量は1400mAh。外形寸法は幅59.8×高さ119×厚さ11.5ミリ、重量は約130グラム。

 前述のとおり、Nexus OneはGoogleのWebサイトで販売する。当初はSIMロックフリー版とT-Mobileとの契約がセットになったバージョンのみの販売となるが、2010年の春にはVerizon Wireless向けとVodafone向けのNexus Oneもリリースされる予定だ。販売地域や提携キャリアは今後増やしていく意向だという。なおAppleがiPodなどで行っている名入れサービスとほぼ同様のサービスも提供する。

PhotoPhoto HTCがデザインや製造を担当し、Googleが販売する。メインディスプレイは3.7インチの有機ELで、タッチパネルを装備。Snapdragonを搭載し、軽快に動作するという
PhotoPhoto 上部に電源スイッチと3.5ミリのステレオヘッドフォンジャックを装備。下部にはmicroUSBのポートとDock用のコネクターを用意する
PhotoPhoto 左側面にボリュームキーがある。500万画素カメラの部分は若干出っ張っている

 日本向けの具体的な販売時期は明らかにされておらず、SIMロックフリー版が日本から購入できるようになるかどうかも不明だ。とはいえ、ソフトバンクモバイルが2009年冬/2010年春モデル発表会で、Nexus Oneとスペックがよく似た「3.7インチの有機ELディスプレイを装備したSnapdragon搭載のAndroid端末」を春にリリースすると予告している。これがNexus One、もしくは同等のHTC製端末である可能性はある。

Android 2.1の新機能も披露

 Nexus Oneの発表会では、Android OS 2.1で実装された新機能も披露された。今回のバージョンアップでは、ホーム画面のカスタマイズ性が向上。パネルは従来3面だったものが5面に増え、これまで以上にショートカットやウィジェット、アプリなどをデスクトップに置けるようになっている。背景の壁紙は、従来の静止画に加え、リアルタイムで描画される「Live Wallpaper」が利用可能になった。水面のようなエフェクトをかけた背景を楽しむことができる。

 また高性能なプロセッサを搭載したモデルが増えてきたのに合わせ、3D表示への対応も強化されており、Nexus Oneではメニューの3D表示なども用意。アイコンが並んだ画面を上下にスクロールさせると、円筒を回すようなエフェクトで表示する。撮影した写真を表示するGalleryにも、多数のエフェクトを用意した。Galleryは日付や時間、場所などで写真をまとめて表示する機能も備えている。Google Picasaと自動的に同期する機能も用意した。

 このほか、音声検索機能が標準装備となった点にも注目したい。Android 2.1ではすべてのテキストフィールドが音声認識に対応しており、ソフトキーボードの代わりに音声を使って入力する「Voice Keyboard」が利用可能だ。ホーム画面に用意されたGoogle検索ウィジェットから音声入力を利用して検索をすると、GPSで位置情報を取得し、現在地から目的地までのナビゲーションをする、といったことも簡単にできてしまう。音声でメールの本文を書いたり、あるいはTwitterのツイートを音声で入力したりも容易に行える。

 近日配布予定のGoogle Earth for Androidのデモも行われ、Nexus One上では3Dのスムーズな表示が可能なこと、PC向けのGoogle Earth同様にタッチパネルで軽快に操作できること、音声検索と組み合わせ、目的の場所が簡単に探せる様子なども紹介された。

 Motorolaの「DROID」など、既存のAndroid 2.0搭載機向けには、近日中にアップデートがリリースされる予定で、ほぼ同等の機能が利用可能になるという。

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