“スマホの電話は聞こえにくい”を払拭する京セラの「スマートソニックレシーバー」ワイヤレスジャパン2012

» 2012年05月31日 18時14分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 ワイヤレスジャパン2012の京セラブースでは、KDDI向けのauスマートフォン「URBANO PROGRESSO」に搭載された「スマートソニックレシーバー」のデモが注目を集めている。

 スマートソニックレシーバーは、従来の受話スピーカーの変わりにスマートフォンのタッチパネル全体を振動させて音を伝える新技術。広い範囲で音が聞こえるため、通話時に耳に当てる位置を気にしなくても済む。またパネルを耳にしっかりと当てると、周囲の雑音を遮断できて騒音が激しい環境でも聞こえに影響しないのも特徴だ。

photophoto ヘッドフォン越しにお姉さんとスマホで通話する「スマートソニックレシーバー」のデモ

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 ディスプレイパネル全体を振動させてスピーカーにする技術は、フィーチャーフォン向けに実用化されているが、スマートフォンに搭載されるのはURBANO PROGRESSOが世界で初めて。なお、同じく夏モデルとして発表された「簡単ケータイ K012」にも使われており、こちらも聞こえをの良さを訴求している。

 デモは、騒音が流れるヘッドフォンの上にURBANO PROGRESSOを当てても、本当に相手の声が聞こえるかを体験するもの。さらに、スピーカーから騒音が流れるシチュエーションで会話がきちんと聞こえるかを試せる。担当者によるとヘッドフォンをかけたままの通話を推奨しているわけではないが、耳にしっかり当てなくても問題なく聞こえることを分かりやすく示したという。また、端末をしっかり耳に当てることでさらに聞きやすくなることも実感できる。

photophoto 「URBANO PROGRESSO」(写真=左)と「DIGNO DUAL WX04K」

 そのほか同社のブースでは、ウィルコム初のAndroidスマートフォン「DIGNO DUAL WX04K」や、シニア向けに「ゆっくり通話」や「はっきり通話」を搭載したPHS端末「Casablanca WX05K」、auケータイの「K011」を展示。またポップなデザインとカラーリングで女子高生などに人気の「HONEY BEE 101K」や「HONEY BEE 4」などもそろえた。

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photophoto 「簡単ケータイ K012」

photophoto 「K011」

photophoto 「Casablanca WX05K」

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