KDDIが11月2日、同社が展開する公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」で、Wi-Fi接続時の認証に「EAP認証」を導入すると発表した。
EAP認証(Extensible Authentication Protocol/拡張認証プロトコル)により、Wi-Fiアクセスポイントへの接続と同時に、UIMカード情報を元にしたユーザー認証を行うため、3G/LTEからWi-Fiへの切り替え時間が大幅に短縮される。対応機種は11月2日以降に発売される4G LTE対応のAndroidスマートフォンで、「au_Wi-Fi2」というアクセスポイントに接続した場合に利用できる。対応するアクセスポイントは、現在約20万あるau Wi-Fi SPOTの半数以上。他のアクセスポイントに接続する場合はこれまでどおりの認証を行う。
また、現在提供している「au Wi-Fi接続ツール」もバージョンアップし、アクセスポイントの出力を調整することで、歩行中に複数のWi-Fiアクセスポイントの電波を頻繁に受信し、通信できなくなる症状を改善した。通信できない時間を、従来比で7割ほど抑制しているという。
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