Qualcommは、6月28日に中国の北京で、東アジア諸国の関係者を対象にした「Snapdragon 800 Workshop in Beijing」を行った。Snapdragon 800シリーズの構成、グラフィック性能、LTE Advancedをサポートするモデム機能、また、開発評価用として提供している「Dragon board」などの概要説明や、ゲームにおけるパフォーマンス、4K動画のキャプチャ性能の実演デモを参加者に示している。
さらに、このワークショップでは、参加者が操作できるSnapdragon 800シリーズ(MSM8974)を搭載したリファレンスデザインのタブレットデバイス(MDPs:Mobile Development Platforms)でベンチマークテストを行うセッションを用意していた。
ここでは、MDPsで測定したベンチマークテストの結果を速報として報告する。なお、ワークショップで説明のあった、構成概要、グラフィックスコア、ビデオプロセッサー、LTEモデム、熱制御、そして、Dragon Boardについては、別記事で紹介する予定だ。
今回のセッションでは、QualcommがMDPsへ事前に導入していたベンチマークテストを利用できた。ITmedia Mobileでは、そのなから、以下のテストを実行している。
各ベンチマークテストのシステムインフォメーション機能で確認できたMDPsのシステム構成は、プロセッサーがSnapdragon 800シリーズ MSM8974(クアッドコア、2.3GHz)、グラフィックスコアがAdreno 330、ディスプレイ解像度は1080×1848ドットで、OSにAndroid 4.2.2を導入していた。ちなみに、Quadrant Professional EditionのSystem Informationによると、プロセッサーのCPUコア動作クロックは、最大で2265.6MHz、最小で300MHzとあった
なお、比較対象として、Snaoragon 600シリーズのAPQ8064T(クアッドコア、1.9GHz)を搭載するGALAXY S4 SC-04E(ディスプレイ解像度は1080×1920ピクセル)と、NVIDIAのTegra 3(クアッド+省電力コア、1.3GHz)を搭載するNEXUS 7(ディスプレイ解像度は800×1280ピクセル)の測定結果も並べてみた。
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