米調査会社Strategy Analyticsは7月29日(現地時間)、第2四半期(4〜6月)の世界でのタブレットの出荷台数に関する調査結果を発表した。OS別のシェアでは、米GoogleのAndroidが大きく伸び、同四半期に新製品が出なかった米AppleのiPadは前年同期比で約19ポイントシェアを減らした。
同四半期の総出荷台数は前年同期比43%増の5170万台だった。
Androidは、韓国Samsung ElectronicsのGALAXYシリーズ、米Amazon.comのKindle Fire、GoogleのNexusシリーズの他、ノーブランド端末も好調だった。iPadは、Retinaディスプレイモデルの発売で出荷台数が大きく伸びた前年同期に対し、ここ数四半期新モデルが発表されていない。
タブレットのOS別シェアではiOSとAndroidの2OSによる独占状態が長く続いているが、米MicrosoftのWindows(Windows 7、Windows 8、Windows RTを含む)のシェアが4ポイント増の4.5%だった。Microsoftが5月ごろから各国で実施したWindows RT搭載の「Surface RT」の値下げが奏功した。Strategy Analyticsは、アプリ数の不足がWindowsタブレットにとっての課題の1つだと指摘した。
OS名 | 2012年Q2出荷台数 | 2012年Q2シェア | 2013年Q2出荷台数 | 2013年Q2シェア |
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Android | 18.5 | 51.4% | 34.6 | 67.0% |
iOS | 17.0 | 47.2% | 14.6 | 28.3% |
Windows | 0.2 | 0.5% | 2.3 | 4.5% |
BlackBerry | 0.0 | 0.9% | 0.1 | 0.2% |
その他 | 0.3 | 0.0% | 0.0 | 0.0% |
合計 | 36.1 | 100% | 51.7 | 100% |
(資料:Strategy Analytics) |
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