フィンランドNokiaは8月30日(現地時間)、同社の地図サービスブランド「HERE」の車載情報サービス「HERE Auto」と、これと連係するAndroidおよびWindows Phone向けアプリ「HERE Auto Companion」を発表した。
HEREのクラウドマップを利用するナビゲーションやGPSベースの交通情報や周辺情報を提供するシステムが自動車部品メーカーの独Continentalや伊Magneti Marelli製の次世代ダッシュボードに組み込まれる。
HERE Auto Companionは、HERE Auto搭載の自動車をAndroidまたはWindows Phoneでリモート監視するためのアプリ。車のリアルタイムの位置やガソリン残量などをチェックできる他、ドアのロック/アンロック、エアコンのオン/オフが可能だ。
HEREは、Nokiaが2012年11月に立ち上げたクラウド上にHTML5で構築した地図データにWebブラウザや各種プラットフォームからアクセスして使う地図サービス。196カ国の8万以上の情報源が平均して1日当たり270万件以上情報を更新しており、HEREが提供するナビシステムは、欧州と北米で販売されている自動車の8割に搭載されているという。
Nokiaは9月10日から独フランクフルトで開催されるFrankfurt Motor ShowでHERE Autoを披露する計画だ。
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