IFA 2014の会場となったMesse Berlin(メッセ・ベルリン)。例年、基調講演や大規模なカンファレンスが行われていたICC Berlin(ベルリン国際会議場)が閉鎖され、今年は新しい展示・会議スペースの「CityCube(シティ・キューブ)」がオープンした。SamsungはそのCityCubeに出展場所を移転し、2013年を超える規模で展示を行っていた。
ブース内はテレビや家電などSamsungの全製品を展示。そのうちスマートフォンなどモバイル関連の製品は全体の5分の1ほどのスペースを使って展示。今回発表された「GALAXY Note4」と「GALAXY Note Edge」は専用のブースを設け、入場制限を行い来訪者がじっくりと実機を試せるようになっていた。ブースの待ち時間は長いときで30分以上になるなど、この2機種は大きな注目を集めているようだ。
そのほかのスマートフォンは、7月に発表された金属ボディーの「GALAXY Alpha」や、本格的な光学ズームレンズを備えた「GALAXY K Zoom」も展示。その一方で現行のハイエンドモデルである「GALAXY S5」の展示はほとんどなく、新機種にかけるSamsungの意気込みが感じられた。
さらSamsungはIFA 2014で、エンタープライズマーケットも視野に入れたタフなボディーのAndroidタブレット「GALAXY Tab Active」も発表した。IP67の防水/防塵(じん)、1.2メートルからの落下に耐えられる耐衝撃性、そしてスタイラスペン「Cペン」での手書き入力に対応する。
その他は8月に発売になったばかりのGALAXY Tab Sの2モデルも展示。GALAXY Tab Sの10.5型/8.4型向けに、それぞれ簡単に脱着できる専用ケースや、Bluetooth接続できるキーボード型のカバーなども展示されていた。
ウェアラブルデバイスは発表されたばかりの「Gear S」を中心に展示。Gear Sはフィットネス機能や、ヘッドフォンと同時にスマートフォンとペアリングしてジョギングなど運動中に音楽を楽しめることをデモ。単体で3G通信可能なことから、2インチの画面を使っての文字入力なども試せた。
そしてヘッドマウントディスプレイの「Gear VR」は、GALAXY Note4と同じ専用ブース内にスペースを用意。3Dゲームや映画、教育コンテンツなどコンテンツごとのミニブースを設置し、バーチャルリアリティーの世界を体験することができた。
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