連載
» 2015年01月23日 19時00分 UPDATE

脱初心者!スマホの使いこなし講座 第2回:「Safari」以外のiPhone用ブラウザを使ってみよう (1/2)

iPhoneは「Safari」意外にも便利な機能を持ったブラウザを利用できます。数多くあるiPhone用ブラウザの中から、特徴的なものを3つご紹介しましょう。

[杉本純,ITmedia]

 デフォルトブラウザ(いつも使うブラウザ)をユーザーが自由に決められるAndroidと異なり、iPhoneやiPadは「Safari」がデフォルトブラウザに固定されています。でも、App Storeを検索するとサードパーティ製のブラウザも沢山あります。これらを使うメリットとは何でしょうか? 数多くあるSafari以外のiPhone用ブラウザの中から、特徴的なものを3つご紹介したいと思います。

iOSにおけるブラウザの扱い

 その前に、iOS特有の制限について解説しておきましょう。iOSでwebページを表示するアプリは、例外なく「WebKit」と呼ばれるHTMLレンダリングエンジンを利用することが求められています。これは主にセキュリティおよび互換性保持が目的。標準ブラウザ以外の利用に特に制限を設けていないAndroidとは事情が異なります。

 そのため、iPhoneでどのブラウザアプリを利用しようとも、基本的にレンダリング結果は変わりません。PC/Mac/Androidでは、Google製ブラウザであるChromeや、Mozillaが開発するFirefox、ご存じマイクロソフトのInternet Explorerなど、それぞれが独自のレンダリングエンジンを開発してその優劣を競っていますが、iOS向けブラウザにはこうした違いが当てはまらないということです。サードパーティ製のブラウザはWeb描画以外の部分、ユーザーインターフェイスや他デバイスとの連携、検索のしやすさなど、それ以外の面で特色を出しているのです。

Googleのサービスを多用するなら「Chrome」を試そう!

photo 「Chrome」

 まずご紹介したいのはGoogleの「Chrome」。PC版を利用されている方は多いのではないでしょうか。Chromeを使う主なメリットは以下の通り。

1.プラットフォームと連携できる!

 Windows版Safariが開発停止となった今、Safariの同期(開いているタブやブックマーク、パスワードなどを複数の機器で共有する)はAppleデバイスに限定されますが、ChromeであればMacはもちろんWindows PCやAndroid、Linuxとも同期を取ることができます。

photo ChromeであればAndroidやWindowsとも同期が可能

2.データ転送量が節約できる!

 データ転送量の削減と言えば「Opera」ブラウザも有名ですが、Chromeにも同様の機能があります。

 Chromeの設定から帯域幅→「データ使用量を節約」をオンにすると、通信がGoogleのデータ圧縮プロキシサーバーを経由するようになり、通信量の削減に繋がります。なお暗号化されるHTTPSの通信は自動的に除外されるので、その内容がGoogleに傍受される心配はありません。データ容量の少ないプランを利用している方には特に有効でしょう。

photo 「データ使用量を節約」をオンにするだけで、細かな設定は不要

 大変便利な機能ですが、注意点があります。米国にあるGoogleのサーバーを経由した通信になるため、接続先のサーバーから「アメリカからのアクセス」と見なされることがあります。従って日本国外からのアクセスを禁止しているサーバーやサービスを利用できないことがあります。その場合はこの設定を一時オフにするか、他のブラウザを使用しましょう。

3.ほかのGoogle製アプリと連携できる

 iOSではデフォルトのブラウザやメールアプリを変更できないため、メール作成のリンクは「メール」アプリ、また逆にメールに記載されたWebページへのリンクはSafariで開かれます。が、Googleのアプリ間であれば、Google製アプリを立ち上げるよう設定が可能です。

photophoto Chromeでは「設定」から「Google Apps」メニューで、Gmailアプリでは「設定」から「Googleアプリ」メニューで設定する

の下にそれぞれ設定があり、ここでオンにされた項目は、関連付いたリンクが開かれた際に優先してそれぞれのアプリが起動するようになります。

どうしてもFlashコンテンツを楽しみたい人は「Puffin」を使おう!

photo 「Puffin Web Browser Free」

 動画の再生やブラウザゲームで利用されるAdobe Flashは、残念ながらiOS上では動作しません。Flashの利用率は下がりつつありますが、一部のコンテンツは今でもFlashが必須です。

 ところが、「Puffin Web Browser」を使用すると、FlashコンテンツをiPhone/iPad上で再生、操作することが可能になります。

photo PC版ピグライフもこの通り

 技術的には、Puffinが持つサーバー上でWebページのレンダリングを行い(Flash含む)、iPhone/iPadに動画として転送しています。先に紹介したChromeのデータ圧縮機能と同様、米国のサーバーを経由するため、国外からのアクセスを禁止しているサービスやサーバーでは利用できません。

 Puffin Web Browserには無料版と400円の有料版があり、無料版はFlashを利用できる時間帯が限られています(6時から18時までの12時間)。まずは無料版で目的のサイトが動作するか確認してから、有料版を購入するのが良いでしょう。

photo 有料版の「Puffin Web Browser」
       1|2 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.