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» 2015年02月18日 07時00分 UPDATE

最新スマートフォン徹底比較(2014年冬モデル編):ドコモおすすめ5機種レビュー(第1回)――基本スペックや持ちやすさを比較する (1/2)

ドコモ冬春モデルの5機種はどんなユーザーに最適か? 本特集では「ARROWS NX F-02G」「GALAXY Note Edge SC-01G」「AQUOS ZETA SH-01G」「Xperia Z3 SO-01G」「Xperia Z3 Compact SO-02G」の計5機種を比較。まずは基本スペック、注目機能をチェックしてみよう。

[小林誠、編集部,ITmedia]

 立春が過ぎ、そろそろ新生活の準備を始めている人もいるだろう。ドコモは先日「ドコモ光パック」を3月1日から提供と発表、この時期恒例の若者向けのキャンペーンとして「U25応援特割」も始めている。まさにスマホデビュー、機種変更に最適な時期だ。

 そんなドコモのスマホで本命といえるのが「ARROWS NX F-02G」「GALAXY Note Edge SC-01G」「AQUOS ZETA SH-01G」「Xperia Z3 SO-01G」「Xperia Z3 Compact SO-02G」の5機種だ。どの機種もLTEのネットワークを使い高音質通話が可能なVoLTEと、高音質なハイレゾ音源の再生に対応。4.6型のコンパクトなモデルから5.6型のファブレットタイプまで、広いニーズに応えられるラインナップといえる。

 最新スマートフォン徹底比較、2015年春の新生活シーズンに向けてこの5機種を、基本スペック、持ちやすさ、画面の見やすさ、という視点から比較し、まとめてみた。

photo 左から「ARROWS NX F-02G」「GALAXY Note Edge SC-01G」「AQUOS ZETA SH-01G」「Xperia Z3 SO-01G」「Xperia Z3 Compact SO-02G」

5機種の概要をおさらい

ARROWS NX F-02G:高精細なディスプレイと大容量バッテリーを搭載

 ARROWS NXは、「世界最高峰」をうたうワイドクアッドHD(1440✕2560ピクセル)のディスプレイがウリ。画素密度は570ppiとグラビア印刷以上の美しさでコンテンツを楽しめる。前機種のF-05Fで話題となった日本語入力システム「Super ATOK ULTIAS」も引き続き搭載。バッテリー容量は3500mAhと今回の5機種中で最大だ。LTEとWi-Fiの両方から同時に通信することで、ダウンロードがさらに高速になる「マルチコネクション」にも対応した。

photo ARROWS NX F-02G

ココが○

  • 高精細なディスプレイ
  • 日本語入力が優れている
  • テレビアンテナを内蔵

ココが×

  • 本体がゴツくて厚い
  • カメラは光学式手ブレ補正非搭載
  • 卓上ホルダ対応だがMicro USB端子はキャップ付き

GALAXY Note Edge SC-01G:エッジスクリーンが際立つハイエンド機

 GALAXY Note Edgeは、「曲面有機ELディスプレイ=エッジスクリーン」を搭載したことが最大の特徴だ。右側面に曲面の細長いサブディスプレイを備え、着信・受信を通知、アプリのショートカットを配置し操作ができるなど、本機ならではの使い方が可能だ。Noteシリーズではおなじみのタッチペンが付属しており、本体に収納できる。ディスプレイの解像度は(1440+160)×2560ピクセル。CPUは5機種中最速のクロック数である2.7GHzでメインメモリも3Gバイトあり、基本スペックも高い。

photo GALAXY Note Edge SC-01G

ココが○

  • CPUのクロック数が最速
  • 高精細なディスプレイ
  • タッチペンの書き心地が良い

ココが×

  • 幅82ミリで本体が大きく、片手操作は厳しい
  • 実使用時間が5機種の中では最低の約68.6時間
  • 防水には対応していない

AQUOS ZETA SH-01G:「GR Certified」取得のカメラを搭載、エモパーも新しい

 AQUOS ZETAは、シャープが開発した人工知能「ココロエンジン」を採用したエージェント機能「エモパー」をいち早く搭載したモデル。シーンに応じて日々の生活に役立つ情報を話してくれる。3辺狭額縁のEDGESTボディにより、5.5型の大画面ながらサイズを抑えた。もちろんIGZO液晶ディスプレイを備えており、高いスタミナ(実使用時間約101.9時間)を誇る。本家デジカメの「RICOH GR」開発メンバーによる画質改善認証プログラム「GR Certified」を取得したカメラにも注目したい。

photo AQUOS ZETA SH-04F

ココが○

  • 気配りできるエモパー
  • IGZO搭載でスタミナが優秀
  • リコーお墨付きのカメラ

ココが×

  • AQUOS CRYSTALのフレームレス構造よりはインパクトは弱い
  • 前モデル「SH-04F」からデザインの変化が乏しい
  • お風呂防水はサポートしていない

Xperia Z3 SO-01G:カメラと音楽がさらにパワーアップ

 Xperia Z3は、人気のXperiaシリーズのフラッグシップモデル。カメラは同シリーズ史上最高のISO感度12800を実現し、暗所でも美しく、ノイズを抑えた撮影が可能。動画撮影では、走りながらでもブレを抑えて撮影できる「インテリジェントアクティブモード」も備えた。ハイレゾ音源の再生だけでなく、ノイズキャンセリング、圧縮音源を高音質化する「DSEE HX」を利用できるなど、エンタメ機能を存分に楽しめる端末だ。

photo Xperia Z3 SO-01G

ココが○

  • 5機種の中では最薄(7.3ミリ)のボディ
  • ソニーが認めるハイレゾに対応、ハイレゾ以外の音質も良い
  • 暗いシーンで強いカメラ

ココが×

  • ガラスとメタルのボディは美しいが、滑りやすい
  • パープルが日本では未発売
  • 本体にフルセグの録画ができない

Xperia Z3 Compact SO-02G:iPhone 6対抗の本命 4.6型ボディに最先端の機能を凝縮

 Xperia Z3 Compactは、4.6型のコンパクトなボディが特徴で、4.7型の「iPhone 6」の有力なライバルといえる。片手で操作できるので、フィーチャーフォンからの機種変更を考えている人や、携帯性を重視する人に有力な選択肢になるだろう。ISO12800のカメラやハイレゾ再生など、フラッグシップのXperia Z3に劣らない性能を持つ。バッテリー容量は2600mAh、実使用時間は約78.3時間で、スタミナも安心できそうだ。

photo Xperia Z3 Compact SO-02G

ココが○

  • 片手で操作しやすくて軽い(幅65ミリ、129グラム)
  • ソニーが認めるハイレゾに対応、ハイレゾ以外の音質も良い
  • 暗いシーンで強いカメラ

ココが×

  • ディスプレイ解像度はHD
  • 内蔵ストレージがやや少ない16Gバイト
  • フルセグに対応していない

基本性能の高いモデルは?

 続いて、公式スペックを比べてみよう。

 まずはサイズから。5機種の中で最も小さく、軽いのは4.6型のディスプレイを搭載したXperia Z3 Compactだ。ほかの機種が5.2型以上なので、ひとまわりもふたまわりも小さく見える。逆に大きいのはGALAXY Note Edge。ディスプレイが5.6型と5機種で最大のうえ、幅も82ミリ。重さも177グラムと最重量だ。

 薄さでは、Xperia Z3が7.3ミリと一番スリム。フラットなデザインなので最厚部も同じ。見た目がゴツい印象のARROWS NXは5機種中で最も厚く、AQUOS ZETAはARROWSより幅が広い。

photo GALAXY Note Edgeはエッジスクリーンのぶん大きくなり、スタイラスペンを使うことを考えれば、最初から「両手持ち」想定といえる

 プロセッサは5機種ともQualcomm製のSnapdragonを採用。前述のとおり、GALAXY Note EdgeがAPQ8084を搭載し、クロック数は2.7GHzと最速。Xperia Z3、Z3 Compactはクロック数2.5GHzのMSM8974 AC、ARROWS NXとAQUOS ZETAはクロック数2.3GHzのMSM8974 ABとなる。

 メインメモリは2014年夏モデルから3Gバイトを搭載した機種が増え、今回はARROWS NX、GALAXY Note Edge、Xperia Z3が3Gバイトだ。AQUOS ZETAとXperia Z3 Compactは2Gバイト。特にスマホをよく使い、動作が遅くなる、固まる、といったヘビーユーザーは3Gバイトの方が安心だろう。

 通話時間、待受時間、実使用時間、バッテリー容量を見ると、ARROWS NXとAQUOS ZETAが一歩リードか。ただGALAXY Note Edgeのように待受時間は比較的短いが、通話時間は長いなど、得意分野もあるようなので、次回の検証テストも参考にしてほしい。

 カメラの画素数は、ARROWS NX、Xperia Z3、Z3 Compactが2070万画素で並んだ。ARROWS NXもソニー製のCMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を搭載している。AQUOS ZETAは1310万画素だが、スマホで見る分には1000万画素もあれば十分だろう。なお、後日別企画でカメラ画質の比較を行う予定だ。

 防水仕様は、GALAXY Note Edgeが唯一対応していない。GALAXY S5、S5 Activeは対応しているだけに残念だ。防水かつMicroUSB端子のキャップレスを実現しているのはAQUOS ZETAのみ。フルセグとNOTTVは画面が小さいXperia Z3 Compactが非対応となる。

 テレビアンテナを内蔵しているのはARROWS NXのみで、ほかの4機種は外付けアンテナケーブルを装着する必要がある。

 卓上ホルダを同梱するのはARROWS NXとXperia Z3/Xperia Z3 Compactの3機種。ワイヤレス充電には5機種とも対応していないだ。指紋センサーはARROWS NXが背面に、GALAXY Note Edgeは正面のホームボタンに搭載している。

photo 卓上ホルダを同梱しない2機種。GALAXY Note Edge(上)はmicroUSB端子がキャップレスだが、そもそも防水仕様ではない。AQUOS ZETA(下)は防水のうえキャップレス
photo 同梱の卓上ホルダに載せたXperia Z3(左)とARROWS NX(右)
photo ARROWSシリーズではおなじみの指紋センサー

 Bluetoothはバージョン4.0対応の機種が並ぶなか、GALAXY Note Edgeが最新の4.1にいち早く対応している。赤外線通信はGALAXY Note Edge、Xperia Z3/Xperia Z3 Compactの2機種が対応していないが、GALAXYは赤外線を使った家電のリモコン操作は可能。MHLを使ったHDMI接続はARROWS NXとAQUOS ZETAが対応していない。

基本スペック
ARROWS NX
F-02G
GALAXY Note Edge SC-01G AQUOS ZETA
SH-01G
Xperia Z3 SO-01G Xperia Z3 Compact SO-02G
OS Android 4.4 Android 4.4 Android 4.4 Android 4.4 Android 4.4
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約74×144×9.4(最厚部約10.9ミリ) 約82×151×8.5(最厚部約10.1ミリ) 約76×141×8.9(最厚部約9.6ミリ) 約72×146×7.3ミリ 65×127×8.6ミリ
重さ 約166グラム 約177グラム 約159グラム 約152グラム 約129グラム
プロセッサ Qualcomm MSM8974 AB (2.3GHzクアッドコア) Qualcomm APQ8084 (2.7GHzクアッドコア Qualcomm MSM8974 AB (2.3GHzクアッドコア) Qualcomm MSM8974 AC (2.5GHzクアッドコア) Qualcomm MSM8974 AC (2.5GHzクアッドコア)
ディスプレイ 約5.2型ワイドクアッドHD(1440×2560ピクセル)TFT液晶(IPS) 約5.6型ワイドクアッドHD((1440+160)×2560ピクセル)有機EL(Super AMOLED) 約5.5型フルHD(1080×1920ピクセル)TFT液晶(IGZO) 約5.2型フルHD(1080×1920ピクセル)TFT液晶(トリルミナスディスプレイ for mobile) 約4.6型HD(720×1080ピクセル)TFT液晶(トリルミナスディスプレイ for mobile)
連続通話時間 LTE:約1180分
3G:約1400分
GSM:約980分
LTE:約1110分
3G:約1020分
GSM:約700分
LTE:約1350分
3G:約1370分
GSM:約1080分
LTE:約1080分
3G:約810分
GSM:約740分
LTE:約990分
3G:約700分
GSM:約650分
連続待受時間 LTE:約720時間
3G:約860時間
GSM:約660時間
LTE:約430時間
3G:約470時間
GSM:約400時間
LTE:約730時間
3G:約900時間
GSM:約720時間
LTE:約640時間
3G:約750時間
GSM:約570時間
LTE:約650時間
3G:約800時間
GSM:約620時間
実使用時間 約82.4時間 約68.6時間 約101.9時間 約81時間 約78.3時間
バッテリー容量 3500mAh 3000mAh 3300mAh 3100mAh 2600mAh
メインカメラ 有効約2070万画素CMOS 有効約1600万画素CMOS 有効約1310万画素CMOS 有効約2070万画素CMOS 有効約2070万画素CMOS
インカメラ 有効約240万画素CMOS 有効約370万画素CMOS 有効約210万画素CMOS 有効約220万画素CMOS 有効約220万画素CMOS
ストレージ 32Gバイト 32Gバイト 32Gバイト 32Gバイト 16Gバイト
メインメモリ 3Gバイト 3Gバイト 2Gバイト 3Gバイト 2Gバイト
外部メモリ microSDXC(最大128Gバイト) microSDXC(最大128Gバイト) microSDXC(最大128Gバイト) microSDXC(最大128Gバイト) microSDXC(最大128Gバイト)
防水 IPX5/IPX8 - IPX5/IPX7 IPX5/IPX8 IPX5/IPX8
ワンセグ ○(録画可能) ○(録画可能) ○(録画可能) ○(録画可能) ○(録画可能※外部メモリのみ)
フルセグ ○(録画可能) ○(録画可能) ○(録画可能) ○(録画可能※外部メモリのみ) -
NOTTV -
テレビアンテナ 内蔵 外付け 外付け 外付け 外付け
おサイフケータイ
NFC
卓上ホルダ ○(同梱) - - ○(同梱) ○(同梱)
ワイヤレス充電 - - - - -
指紋センサー - - -
LTE通信速度 下り最大150Mbps/上り最大50Mbps 下り最大150Mbps/上り最大50Mbps 下り最大150Mbps/上り最大50Mbps 下り最大150Mbps/上り最大50Mbps 下り最大150Mbps/上り最大50Mbps
Wi-Fi IEEE802.11a、b、g、n、ac IEEE802.11a、b、g、n、ac IEEE802.11a、b、g、n、ac IEEE802.11a、b、g、n、ac IEEE802.11a、b、g、n、ac
Bluetooth V4.0 V4.1 V4.0 V4.0 V4.0
赤外線通信 - - -
Miracast
MHL - -
VoLTE

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