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» 2015年03月27日 21時42分 UPDATE

ハードウェア、通信、アプリの三位一体でサービスを提供する――freetelが事業戦略を説明

「freetel mobile(フリモバ)」を提供するプラスワン・マーケティングが、通話料が従来の半額になる「通話料いきなり半額」を販売する。Windows Phoneも発表して話題を集めている同社が事業戦略を説明した。

[房野麻子,ITmedia]

 SIMロックフリースマートフォン「freetel」やSIMカード「freetel mobile」を販売するプラスワン・マーケティングは、専用アプリを利用することで携帯電話の通話料が従来の半額、30秒あたり10円になるプレフィックス通話サービス「通話料いきなり半額」を発表。自社のオンラインサイトやアプリマーケットで提供するほか、パッケージ製品を家電量販店やPC専門店で4月2日から販売する。価格は390円(税別、以下同)だが、500円分の無料通話分を含む。サービス開始当初はAndroid端末のみの対応で、4月末以降にはiPhoneでも利用できる予定。2015年末までに100万件の利用を目指す。

photo 通話料が10円/30秒になるアプリケーションサービス「通話料いきなり半額」を発表。パッケージを手にするプラスワン・マーケティング 取締役 大仲泰弘氏
photo オンラインでのアプリ提供のほか、家電量販店やPC専門店でのパッケージ販売も行う

 通話料いきなり半額サービスは、商品名の通り携帯電話の通話料を、従来の20円/30秒から半額の10円/30秒にするアプリケーションサービス。専用のアプリを利用すると、電話をかける相手先電話番号の前に自動的に「00326035」のプレフィックス番号が付き、専用の電話回線を利用するため通話料が抑えられる仕組みだ。NTTコミュニケーションズなどが協力しているという。国内通話料だけでなく、国際電話料も10円/30秒。サービス開始当初の対象国はアメリカ、中国、韓国、香港、台湾で、順次拡大予定だ。

 プラスワン・マーケティングの取締役の大仲泰弘氏は、「今使っている電話番号がそのまま利用できること」「電話回線を利用するのでIP電話やVoIPとは異なり音質がいいこと」「専用アプリはスマートフォンの一般的なダイヤルアプリと同様に使えること」を利点として説明した。

photo 通話料いきなり半額サービスは、プレフィックス番号を付加して電話をかけるサービス。今、使っている電話番号をそのまま利用でき、音質も同等。また、専用アプリは一般的なダイヤルアプリと同様に使えるようにシンプルな使い勝手にしたという
photo 4月2日のサービス開始当初はAndroid端末向けアプリを提供。iPhone向けも4月末以降に対応する予定だという。また、従来型携帯電話に関しても、プレフィックス機能を使うことで、このサービスを利用できる

 他社も通話料が半額になる同様のサービスを提供しているが、通話料いきなり半額はオンライン上でのアプリ提供以外に、家電量販店やPC専門店でパッケージ(390円)を販売することが特徴だ。パッケージには認証キーが入っており、サービス登録の際にそのキーを入力すると500円分、約25分間の無料通話分が付いてくる。「390円で購入していただくが、(無料通話分があるので)さらに110円お得になる設定になっている」とアピールした。

 また、通話料の支払い方法にクレジットカード払いとコンビニエンスストア払いの2種類を用意する。コンビニエンスでの決済には、手数料として1請求あたり200円かかる。

メイドインジャパンこそが世界に誇れる日本の価値

photo プラスワン・マーケティング 代表取締役 増田薫氏

 発表会ではプラスワン・マーケティングの代表取締役 増田薫氏が登壇し、同社の事業戦略を説明した。

 増田氏は「携帯電話事業はハードウェア、通信、アプリの3つがあって初めて三位一体のしっかりしたサービスを提供できる」と語り、各要素についての事業を紹介。ハードについては、高額なスマートフォンが主流だったときに、1万円を切る格安の端末を発売し、その後ミッドレンジのラインアップを拡充。ユーザーニーズを満たすべく、フルラインアップ戦略を実施していることを紹介した。

 MWCで発表した「SAMURAIプロジェクト」と日本でのWindows Phoneの販売についても言及。SAMURAIプロジェクトについて、「メイドインジャパンこそが世界に誇れる日本の価値。日本メーカーとして、日本だけでなく、世界でも戦えるメイドインジャパンを復活させたい」と、モノ作りに対する思いを語った。

 Windows Phoneについては、前職でPCメーカーの携帯事業を担当していた折り、法人のWindows Phoneに対する強いニーズを感じていたという。法人でもモバイルの重要性が高まる中、「Office 365などサービスも整って、いいタイミングが来たということで発表した。Windows Phoneに関しては、アメリカのMicrosoft、日本のマイクロソフトにも多大な協力をいただいている。これからさまざまなサービスやラインアップを提供していくので期待してほしい」と述べた。

photophoto 3月初旬のMWCで発表された「SAMURAIプロジェクト」とWindows Phoneの日本ローンチについても説明

 通信サービスについては、2014年から提供しているSIMカード「フリモバ」を紹介。「契約期間の制限がなく、申し込み後に最短で当日出荷されていること」「端末と同時に購入する場合は、APNなどの設定も済まされた状態で発送していること」をアピールした。近日中に、さらなるサービスの拡充を発表するという。

 そして、今回発表された通話料いきなり半額が、携帯電話事業の三位一体を構成するアプリであり、これで3つがそろったことになる。増田氏は「ハードは1万円弱から購入していただける形に、データ通信は670円からという非常に安価な価格で提供し、通話料も半額にする。ユーザーの選択の幅を広げ、1人1人に合った端末、SIMカード、通話料を実現したい」と意気込んだ。

photo MWCで展示されたWindows Phoneも紹介した
photo コードネーム「Samurai」と名付けられた非売品のAndroid端末を参考展示

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