今年1月〜10月の訪日外国人の数が昨年1年間を上回る1,631万人に達したことが明らかとなりましたが、各MVNOのプリペイドSIMも活況に。11月19日、ソネットはプリペイドSIM「Prepaid LTE SIM」の販売をJR東京駅・品川駅・上野駅構内の書店「book express(ブックエキスプレス)」にて開始。同日、日本通信は「b-mobile VISITOR SIM 14Days」を11月26日よりデータ量無制限で発売すると発表しました。
東京駅構内には、2013年9月から丸の内地下 新丸ビル前(丸ノ内線付近)に「Wasabee(わさび―)」というSIMフリー専門店があり、SIMカードセットアップサービスやiPhone修理、端末の買取り、モバイルルータレンタルサービスを行っています。Wasabeeに以前取材した際、ビジネスマンや訪日外国人が多く利用しており、1名体制だったのが、3名体制でも追いつかないほどに客足が増えていることを話していたことから、需要は必至。
対象となるJR東京駅・品川駅・上野駅は新幹線への乗り換え口でもあり、地方や観光・レジャーへの移動の間にエキナカで通信手段を確保でき、書店で扱うこともあり、ガイドブックや書籍と同時に購入を狙っています。「book express」ではパッケージを販売しているのでこちらを購入後、ウェブサイトより自身でアクティベーションする必要があります。
プランは以下のとおり。いずれもデータ容量を使い切った翌日から14日以内であれば、追加チャージできます。その際、クレジットカードが必要となります(有料)。
プラン名 | 費用 | 通信可能期間 | SIMカードサイズ | 通信速度 |
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1Gプラン | 3,000円 | 30日 | 標準 micro nano |
下り最大225Mbps 上り最大50Mbps |
2.2Gプラン | 4,000円 | |||
3Gプラン | 5,000円 | 60日 | ||
なお、ソネットは10月1日にも東京駅構内の「STANDBY TOKYO(スタンバイ トーキョー)」にて取扱いを開始したばかり。エキナカ進出が本格化していくのかもしれません。
一方、日本通信が打ち出したプリペイドSIM「b-mobile VISITOR SIM 14Days」は、LTE通信が14日間使えるうえに、データ量無制限の2,380円。過去のプランで「容量を使いきってしまった」という利用者の声があったことを受け見直したとのこと。
購入先は出国前と出国後で異なります。前者は日本通信直販のウェブサイトでクレジットカードにより購入可。出国後、国内の空港にある郵便局または宿泊先ホテルで受け取りとなります。利用開始の手続きは不要で、デバイスにAPN設定するとインターネットに接続できます。後者は家電量販店等の店頭で購入後、利用開始画面でパスポート情報を登録すると、5分後にインターネットにつながります。
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(文・SIM通編集部)
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