米Facebookは12月10日(現地時間)、ネット接続ができない、あるいは非常に遅い環境でもニュースフィードの閲覧とコメントの追加を可能にするテストを実施していると発表した。
現在、ネット環境が悪いと、ニュースフィードを開くと新しい投稿の読み込みに時間がかかり、画面に読み込み中のサークルが表示されている間投稿を読めないが、テストでは、前回ニュースフィードにアクセスした際にキャッシュしたデータの中から未読のものを抽出し、アルゴリズムでランクを付けて表示するようになる。
また、閲覧した投稿にオフラインの状態でコメントを付けることもできるようになる。追加したコメントは、次にネットに接続した段階で送信される。従来は、オフラインでコメントを追加しようとすると「インターネット接続をご確認のうえ、もう一度お試しください。」と表示された。
これらの変更は、ニュースフィードのアルゴリズムには影響しないとしている。
同社は、まだネット接続環境が整っていない新興国などにインターネットを普及させるための取り組み「Internet.org」でドローンによるネット網構築を開発中の他、2G回線でも使える軽量アプリ「Facebook Lite」をリリースしている。
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