質感は? 指紋は目立つ?――iPhone 7の「ジェットブラック」を写真でチェック(1/2 ページ)

» 2016年09月17日 06時00分 公開
[田中聡ITmedia]
iPhone 7のジェットブラック 「iPhone 7」のジェットブラック(撮影:矢野渉)

 これまでのiPhoneにはなかったカラーとして話題を集めている、iPhone 7の「ジェットブラック」と「ブラック」。特にジェットブラックは、iPhone 7/7 Plusのいずれも初期出荷分が完売して入手困難な状況が続いており、人気の高さをうかがわせる。筆者も、予約開始とほぼ同時にキャリアのオンラインストアでiPhone 7 Plusのジェットブラック(128GB)を予約したが、いまだに入荷予定日は未定となっている。

 そんなジェットブラックを試用する機会を得たので、写真でレポートしていきたい。

iPhone 7のジェットブラックiPhone 7のジェットブラック

 なんといっても目を引くのが、ピアノブラックを想起させる、光沢感のある黒だ。ジェットブラックの高光沢仕上げは、9段階の酸化皮膜処理と研磨加工によるもの。他のカラーと同じく7000シリーズのアルミニウムが使われているが、手にするとガラスのようで、滑らかな質感を味わえる。

 また「ブラック」と銘打つモデルでも、側面がシルバーだったりと、他の色が混ざっているケースが多いが、ジェットブラックはディスプレイ面、側面、背面の全てがブラックで、消灯すると、黒い1枚の板と呼んでもいいほどだ。一方、シルバーのAppleロゴは、角度によってはブラックのボディーにとけ込んでしまい、他の色と比べて目立たなくなっている。

iPhone 7のジェットブラック ディスプレイを消灯すると、黒いつるんとした塊に見える。ちなみに画面と周辺の黒が完全に一体化するわけではなく、わずかに画面のフチが見える
iPhone 7のジェットブラック 背面から側面にかけてシームレスな形状になっており、どの方向から見ても黒い
iPhone 7のジェットブラック
iPhone 7のジェットブラック
iPhone 7のジェットブラック
iPhone 7のジェットブラック 4方向の側面

 本体をギュッと握るとズズズっと滑り、現在使っているiPhone 6sのローズゴールドと比べてやや違和感を覚えた。そのまま落としてしまう……というほどではないが、少し気をつけた方がよさそうだ。

iPhone 7のジェットブラック 握ると、ツルツル……というよりヌルヌルと滑る

 Appleの説明によると、ジェットブラックは他のApple製品と同等の硬度があるが、使っていくうちに光沢に微細な摩耗が生じる場合があり、摩耗が気になるのならケースの使用を推奨している。ユーザーにとっては悩ましい選択になりそうだ。

 背面は鏡面仕上げになっており、正面から見ると自分の顔が映る。ディスプレイを消灯させた状態の黒い画面でも映り込みはあるが、それよりも映り込みは鮮明だ。そのため、ディスプレイ部分よりも指紋が目立ちやすい。これを許容できるかどうかは判断の分かれるところだが、完全な鏡面となっているXperia Z5 Premiumほどは指紋は目立たない。深みのある黒なので、指紋の見え方は抑えられている印象だ。

iPhone 7のジェットブラック こんな感じでばっちり映り込む
iPhone 7のジェットブラック 指紋をぺたぺた付けても、ご覧の通り、角度によっては大きくは目立たない
iPhone 7のジェットブラック 同じように指紋を付けたXperia Z5 Premium(左)と比較

 iPhone 7の5色の中では、ジェットブラックのみブラックのパッケージを採用しているのも特徴だ。ジェットブラックのユーザーは、パッケージからもちょっとした優越感(?)を味わえるわけだ。

iPhone 7のジェットブラック ジェットブラックはパッケージもブラック
iPhone 7のジェットブラック ブラックのパッケージ(左)はホワイト(撮影:矢野渉)
iPhone 7のジェットブラック その他の付属品は、さすがに白かった。Lightning端子に接続する3.5mmイヤフォンジャックの変換アダプターが新たに付属している

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