ITmedia Mobile編集部で発掘された、思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、NTTドコモのパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P900i」です。
P900iは、ドコモが2004年2月から投入したFOMAの新シリーズ「900i」の1モデル。
何と言っても注目は、背面の着せ替えが楽しめる「カスタムジャケット」です。製品に取り付けられているカバーのビス部分を、付属するドライバーで外せば取り換えられます。多数のカバーが用意されているスマートフォンでは「着せ替え」は当たり前ですが、当時のケータイでは珍しく、大きな個性を発揮していました。このカスタムジャケットは、後継機の「P901i」以降のモデルにも継承されました。
現在のフィーチャーフォンでもおなじみの「ワンプッシュオープン」を搭載し、側面のボタンから簡単に本体を開閉できます。着信するとヒンジ部脇に装備されたボタンが光り、押すと端末が開いてそのまま通話ができます。
iアプリは500KBにまで拡張され、「ファイナルファンタジー1」の完全移植版がプリインストールされたことも注目を集めました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.