ITmedia Mobile編集部で発掘された、思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、auのソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現ソニーモバイルコミュニケーションズ)製の「W42S」です。
W42Sは、音楽機能を強化した「ウォークマンケータイ」です。「ウォークマン」ブランドのケータイは、これまで海外では発売されていましたが、日本ではW42Sが初めて。本体下部に搭載した「ミュージックシャトルキー」から音楽プレーヤーの起動や頭出し・早送りなどの操作ができるのが特徴。音楽操作ができるリモコンも付属しています。
内蔵メモリを音楽用に1GB確保したのも、ウォークマンケータイならでは。市販のメモリースティックPRO Duoにも対応していて、4GBまで拡張できます。着うたフルのほか、付属のPC用音楽管理ソフト「SonicStage CP」から転送した音楽(ATRAC3形式)も楽しめます。音楽の連続再生時間は最大30時間。
着うた、着うたフル、LISMOを開始するなど、2000年台のauは特に音楽サービスに力を入れており、「音楽のau」と呼ばれたほどでした。W42Sは、そんなauの勢いを象徴するケータイだったといえます。
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