新「ZenFone 4」シリーズ全機種にデュアルカメラを搭載した理由

» 2017年08月18日 10時20分 公開
[太田百合子,ITmedia]

 ASUSは台北市内で製品発表会「WE LOVE PHOTO」を開催。スマートフォン「ZenFone」シリーズの最新モデル「ZenFone 4」と上位モデルの「ZenFone 4 Pro」、セルフィー機能を充実させた「Zenfon 4 Selfie」とその上位モデルの「ZenFone 4 Selfie Pro」を含む、「Zenfon 4」ファミリーの新製品を発表した。

 同社のジョニー・シー会長はイベントの冒頭、「プロカメラマンはなぜ複数のレンズを持っているのか」と問いかけ、「ZenFone 4」ファミリーの全ラインアップに、デュアルカメラを搭載したことを明らかにした。つまりZenFone 4シリーズなら、よりプロフェッショナルな写真を撮影できるようになるわけだ。「スマートフォンカメラの限界を超えた」とシー氏は自信を見せた。

ZenFone 4 「ZenFone 4」ファミリーは全機種にデュアルカメラを搭載したことを説明する、ASUSのジョニー・シー会長

 ZenFone 4とZenFone 4 Proはアウトカメラがそれぞれ2つ、Zenfon 4 SelfieとZenFone 4 Selfie Proにはセルフィー用のインカメラが2つずつ搭載されているほか、大容量バッテリーが特長の「Zenfon 4 Max」と「Zenfon 4 Max Pro」にも、2つのアウトカメラが搭載されている。

 フラグシップとなるZenFone 4のデュアルカメラは、1200万画素のメインカメラと、120度の広角レンズを採用した800万画素ワイドカメラという構成。両方のカメラをワンタプで切り替えられるほか、ソニーセンサーを採用したメインカメラは、デュアルピクセルAFにも対応。ディスプレイには5.5型のフルHD Super IPS+液晶を搭載する。

 最上位モデルのZenFone 4 Proは、ZenFone 4と同サイズの5.5型ながら、フルHDのAMOLEDディスプレイを搭載。デュアルカメラは1200万画素で焦点距離25mmのメインカメラと、1600万画素で焦点距離50mmの望遠カメラという構成で、標準+ワイドではなく、光学2倍相当の望遠撮影に対応している。また、どちらのカメラにもソニー製センサーを採用。メインカメラはこちらも、デュアルピクセルAF対応となっている。

 ZenFone 4 SelfieとZenFone 4 Selfie Proは、いずれもメインのセルフィーカメラに加えて120度のワイドカメラを搭載し、これを切り替えることで、ASUSが「Wefie」と呼ぶグループでのセルフィー撮影を実現。ZenFone 4 Selfie Proは、メインのセルフィーカメラに24メガピクセル(デュアルピクセル仕様のため、有効画素数としては1200万画素相当とのこと)のソニー製のセンサーを採用。F値1.8の明るいレンズでセルフィーが撮影できるほか、4Kのセルフィー動画も撮影できる。

 ディスプレイサイズはどちらも5.5型で、ZenFone 4 SelfieがHD画質のIPS液晶、ZenFone 4 Selfie ProがフルHDのAMOLEDディスプレイを採用。この他、ステージ上ではほとんど触れられなかったが、会場のタッチ&トライコーナーには、発表済みのZenFone 4 Maxの上位モデルとなるZenFone 4 Max Proも展示されていた。5000mAhの大容量バッテリーが人気の長時間モデルだが、アウトカメラが1600万画素、500万画素のデュアルカメラ仕様となっている。

 スマートフォンのカメラは、どうしても光を取り込むレンズやセンサーの大きさに限界があるが、ASUSは光を増強しつつノイズを抑えられる独自の「SuperPixel Engine」によって「この問題を克服した」とシー会長。ユーザーの多様なーズに応えるため、ZenFone 4、ZenFone 4 Selfie、ZenFone 4 Maxという3タイプを設け、さらにそれぞれに「Proバージョンも用意した」とラインアップの拡充について説明した。

ZenFone 4 「ZenFone 4」ファミリーは、3シリーズ全6機種を展開

 販売価格はZenfon 4 Proが599米ドル〜、ZenFone 4が399米ドル〜、ZenFone 4 Selfie Proが375米ドル〜、Zenfon 4 Selfieが279米ドル〜。販売対象国などはまだ明らかにされておらず、日本での発売については未定。

 ASUSデザインディレクターのジェン・チャン氏は、ZenFone 4 SelfieとZenFone 4 Selfie Proについて解説。背景をぼかすポートレートモードや、同社が得意とするビューティーモードなど、SNS等で映えるセルフィー機能について紹介した。

ZenFone 4 ビューティーモードの説明

 ASUSまた同社インターナショナルコンテントマーケティング部門のマルセル・キャンパス氏は、より削ぎ落とされシンプルになった「Zen UI」や、ZenFone 4シリーズの「Android O」へのアップデート補償について言及。また自らの家族写真を題材に、ZenFone 4のワイドレンズ、ZenFone 4 Proの望遠レンズの活用例を紹介した。

ZenFone 4 望遠レンズの作例

 この他、イベントの後半にはアジアパシフィック地域の「WE LOVE PHOTO」キャンペーンでアンバサダーを務める、韓流スターのコン・ユさんをゲストに迎えたトークショーも開催。イベントに参加した一般ユーザーから黄色い声援を受けるなど、会場を盛り上げていた。

ZenFone 4 コン・ユさん(左)とシー氏

関連キーワード

ZenFone | デュアルカメラ | ASUS | Android O | 韓流 | 台湾


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月05日 更新
  1. ドコモがほぼ全ての料金プランを値上げ それよりも端末の値上げが気になるこの頃 (2026年10月03日)
  2. KDDIのローミング終了で楽天モバイルはどう変わる? 心もとない700MHz帯、独り立ちのカギは5Gにあり (2026年10月03日)
  3. 高市首相がAppleに要請――「自殺防止機能の搭載を」 生成AIへの相談増加を受け (2026年10月03日)
  4. ドコモがRCSで同意未取得の不備 約1万6000件に影響、対象ユーザーは利用停止に (2026年10月04日)
  5. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【2026年10月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2026年10月03日)
  6. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  7. ahamoがついに料金プランを改定。段階制へ――「40GB」が業界の新たなスタンダードになるのか (2026年10月04日)
  8. 「Androidのマイナンバーカード」は10月20日スタート予定 今の「スマホ用電子証明書」と何が違う? (2026年10月02日)
  9. WAON POINTやAEON Payのキャンペーンまとめ【10月4日最新版】 ポイント10〜20倍の獲得チャンス多数 (2026年10月04日)
  10. 免許証画像が漏れると何が“ヤバい”のか タイムズカーで最大約660万件の個人情報漏えいで考えられる「3つのリスク」 (2026年09月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー