思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、NTTドコモのソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現・ソニーモバイルコミュニケーションズ)製ケータイ「mova SO506iC」です。
SO506iCは、初めての「おサイフケータイ(モバイルFeliCa)」として発表された機種の1つ。発売順ベースでは「mova P506iC」「mova SH506iC」に次ぐ第3弾でした。
現在ではおなじみとなったおサイフケータイですが、当時は「ケータイをかざすだけで決済などができるサービスが登場した!」と各方面で大きな話題となりました。
SO506iCは、ディスプレイが左右に回転してダイヤルキーが現れる「180スタイル」と呼ばれる機構を備え、常にディスプレイが表に出ているのが特徴です。
ディスプレイの下部には、ジョグダイヤルを円盤状の入力装置に置き換えた「ディスクジョグ」を備えていて、閉じたままでも各種操作や文字入力も行えました。
本体底面の「フィットカバー」と呼ばれる着せ替えパネルも、SO506iCの特徴でした。柔らかいゴム製のため、工具など使わなくても簡単に着せ替えられるのに加え、FeliCaを利用する際の保護にもなっていました。
(機材協力:携帯市場)
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