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» 2018年09月11日 18時55分 公開

「iPhone XS(仮)」発表直前の今こそ知っておきたい 「iPhone X」を10カ月使って分かったこと (1/3)

2017年11月3日に「iPhone X」が発売されて、はや10カ月がたった。iPhone Xといえば、ノッチのあるディスプレイを採用したことや、ホームボタンがなくなったことが大きな特徴。iPhone Xをメインスマホとして10カ月使ってきた感想をまとめた。

[田中聡,ITmedia]

 次期iPhoneは、「iPhone XS」「iPhone XS Plus」「iPhone 9」の3機種が登場するとウワサされており、これら新モデル全てからホームボタンが廃止される可能性が高い(→2018年の新型iPhoneは「9」と「XS」と「XS Plus」? サイズは過去最大?)。今はホームボタン付きのiPhoneを使っているけど、次のiPhoneは買い換えを予定している……という人は多いだろう。

 その際に参考になるのが「iPhone X」だ。iPhone Xといえば、ノッチのあるディスプレイを採用したことや、ホームボタンがなくなったことが大きな特徴で、新iPhoneはiPhone Xの形状がベースになる可能性が高い。筆者は2017年11月の発売からiPhone Xを約10カ月使い続けてきたので、その使い勝手をあらためてまとめたい。少々気が早いが、新iPhone買い換えの参考になれば幸いだ。

iPhone X 「iPhone X」

ホームボタンなしでも問題なし?

 まずは、基本操作に大きな影響を及ぼすホームボタンについて。これまでのiPhoneは、ホームボタンに搭載されているTouch ID(指紋センサー)に触れてロックを解除し、ホーム画面に戻るときはホームボタンを押す操作が基本だった。しかしホームボタンのないiPhone Xでは、ロック解除はTouch IDではなくFace ID(顔認証)を使い、ホームに戻る操作は画面下から上にスワイプをする方法に変更された。

iPhone X 下から上方向にスワイプすると、起動中のアプリが縮小されて、ホーム画面に切り替わる

 まずホーム画面に戻る操作だが、これは使い始めた当初から違和感はなく快適だ。ホームボタンを「押す」操作をしない分、指の負担は軽減したように感じる。ちなみにAndroidの現行機種を見ても、従来iPhoneのように、押し込むタイプのホームボタンを搭載している機種は少なく、指紋センサーと一体となってタップするだけで操作できるものや、そもそもホームボタンを搭載しておらず、画面下部のナビゲーションバーに触れるタイプのものが大半。従来iPhoneのホームボタンは個人的には古く感じてしまう。

 位置情報ゲーム「Pokemon GO」は、当初はiPhone Xのディスプレイに最適化されておらず、画面上下に黒帯が表示されていたが、最適化されてからは、ディスプレイの端までゲーム画面が表示されるようになった(→「ポケモンGO」がiPhone Xに最適化 操作性は変わった?)。となると、モンスターボールを投げるときに、誤ってホーム画面に戻ってしまうのでは? という点が心配されたが、ボールを投げ始める位置は画面下部じゃなくてもよいので、誤ってホーム画面に戻ってしまうことはほとんどなかった。

iPhone X
iPhone X モンスターボールが画面下部に表示されているので紛らわしいが、ボールより上からスワイプしても投げられる

 ただ、2歳の娘にお試しでプレイさせたところ、やはり(画面下部に表示されている)ボールに触れながらスワイプしてしまい、何度もホーム画面に戻ってしまった。ボールが画面下に表示されているので、ここから投げないといけないと思ったようで、子どもじゃなくても、初めての人は困惑するかもしれない。

ちょっとした不満も

 ホームボタンがないことによる、ちょっとした弊害も感じている。スリープ状態のiPhone Xを握って前に傾けると、自動でディスプレイが点灯する(「設定」→「画面表示と明るさ」から「手前に傾けてスリープ解除」をオンにしておく必要がある)のだが、ポケットからiPhone Xを取り出しても、何度か点灯しないことがあった。よく見ると、上下が逆さまになっていたというオチ。

iPhone X 写真は上下逆さまの状態だが、パッと見だと逆だと分かりにくい

 従来iPhoneでも、ポケットから上下逆さまで取り出すことはあったのだろうが、ホームボタンの位置が目印になるので、すぐに気付いて戻していたはず(正直、あまり覚えていないのだが)。ホームボタンのないiPhone Xはスリープ状態だとどちらが上下なのかがパッと見で分からないので、上下逆だと気付くのにちょっと時間がかかる。

 iPhone Xを裸で使っていれば、アウトカメラの出っ張りで、どちらの向きで持っているかが分かる。ただ筆者はケースを付けているので、ケースを装着したiPhone Xを握ると、どちらが上下かが分からない。「あれ? 画面がつかないな」と感じて気付くまでほんの数秒だが、ちょっとしたストレスになっているのは否めない。

 もう1つ、明確に不便だと感じているのは、アプリの終了。従来のiPhoneだと、ホームボタンを長押しして、起動中のアプリ一覧を表示し、該当するアプリのサムネイルをスワイプすれば終了できるが、iPhone Xは起動中のアプリ一覧で、該当するアプリのサムネイルを長押ししてからスワイプする必要がある。この「長押し」が一手間だと感じる。筆者がよくプレイしているPokemon GOは頻繁にフリーズし、よくアプリを終了させているので、いつも面倒に感じている。

iPhone X アプリを終了するには、起動中のアプリ一覧で、終了したいアプリのサムネイルを長押しする必要がある

 アプリ一覧の中から、サムネイルを長押しせずにスワイプするとホーム画面に戻ってしまうが、従来通り、サムネイルのスワイプだけで終了する形でもよかったと思う。ホームに戻る操作と誤ってしまう恐れがあって紛らわしい、ということなら、アプリの終了はサムネイルを上から下にスワイプする形でもいいと思うのだが、どうだろう。

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