Googleのスマホ「Pixel 3」はおサイフケータイ対応/「スマホ疲れ」が多い?Mobile Weekly Top10

» 2018年10月17日 18時55分 公開
[井上翔ITmedia]

 今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2018年10月8日から10月14日までのアクセスを集計し、ランキング化しました。

Pixel 3の日本版はおサイフケータイ対応 Pixel 3(とPixel 3 XL)に日本版はおサイフケータイ対応

 今回のランキングでは、日本発売が決定したGoogleブランドのスマートフォン「Pixel 3」「Pixel 3 XL」に関する記事が複数トップ10入り。中でも、1位の「『Pixel 3』の“おサイフケータイ対応”とGoogle Payを取り巻く最新事情」は特に読まれました。

 従来のPixelシリーズは「北米向け」「その他地域向け」とハードを分けていましたが、今回のPixel 3/Pixel 3 XLは両者を統合した上で、新たに「日本向け」が登場しました。日本向けはeSIMをサポートしない代わりに日本市場で需要の大きい「おサイフケータイ」を搭載したことが注目点です。

 筆者は先行してPixel 3をレビューしていますが(記事は後日アップする予定です)、おサイフケータイは他社のSIMロックフリーなAndroidスマートフォンと同一仕様で、別途アプリをダウンロードすることでNTTドコモの「iD」を使ったり(ただし「dカード」「dカード mini」は非対応)、JR東日本の「モバイルSuica」アプリをダウンロードすれば「Google Pay」アプリでは購入できない定期券やSuicaグリーン券なども買えます。

 他社のおサイフケータイ対応Androidスマホとの違いが全くない実装を見て、Pixelシリーズが「Androidのリード(リファレンス)デバイス」ではなくて「“Googleの”Androidスマートフォン」であることを改めて強く思い知らされる次第です。OSバージョンアップやセキュリティアップデートは早く届くことは大きなメリットなのですが。

 ともあれ、Pixel 3ファミリーの発売は11月1日。競合ひしめくハイエンドAndroidスマートフォンの世界でどれだけ戦えるのか、注目です。

携帯市場の調査 携帯市場が行った調査では約3割のユーザーがスマホの利用をやめたいと考えたことがあるという

 ランキングの2位に入った「スマホ利用者の27%が『やめたい』 理由は『面倒』『料金が高い』――携帯市場の調査から」は、中古携帯電話を販売する携帯市場が行ったアンケートの調査結果を伝えた記事です。この記事は大変読まれた上、SNS上でのシェア回数が比較的多めでした。

 この調査において「SNSや操作が面倒」と答える人が多くいる点については、筆者も「SNS上の人間関係に疲れた」とか「スマホだと電話するのに余計な手順を踏まないといけない」とか、さまざまな不満(不安)の声を聞くことがあります。auの「INFOBAR xv」やドコモの「カードケータイ KY-01L」、あるいはフューチャーモデルの「NichePhone-S 4G」のような通話に事実上特化した端末が注目を集めるのも、程度の多少はあれどそのように思っている人が少なからずいるという証左でしょう。

 ともあれ、スマホの普及と共に新しい「疲れ」が出てきていることは間違いなさそうです。うまい付き合い方を提案していきたいところです。

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