家族旅行で「Fire TV」を“モバイル” WiMAX 2+とシェアパックで“ガンガンいこうぜ”5分で知るモバイルデータ通信活用術(1/3 ページ)

» 2019年07月18日 06時30分 公開
[島田純ITmedia]

 以前、筆者は据え置き型WiMAX 2+ルーターと「Google Home mini」を家族旅行に持っていきました。

 今回はその続編。据え置き型WiMAX 2+ルーター、Google Home miniに加えて「Amazon Fire TV Stick 4K」を家族旅行で活用してみました。

Fire TV Stickをモバイル Fire TV Stickを“モバイル”してみる

据え置き前提でもコンパクトな「Fire TV Stick 4K」

 「Amazon Fire TV Stick」シリーズは、テレビなどのHDMI入力端子に直接挿して「Amazon Prime Video」「Netflix」「Hulu」の動画コンテンツを再生できるデバイス。最近になって「YouTube」も再び見られるようになりました(参考記事)。

 利用シーンを考えると、Fire Stick TVシリーズはどう考えても据え置き(≒テレビに差し込みっぱなし)前提です。しかし、4K(3840×2160ピクセル)コンテンツに対応する上位モデル「Amazon Fire TV Stick 4K」(直販で税込み6980円)でもサイズはコンパクト。HDMIコネクター部分を含めても108(幅)×30(高さ)×14(奥行き)mmと、持ち運んで旅先で使うのに全く問題ありません

コンパクトなFire TV Stick 4K対応の上位モデルでも持ち運びしやすいサイズ感

問題は「通信手段」

 しかしながら、Fire TVシリーズを旅先で使う場合、データ通信量が大きい動画の閲覧に耐えうる高速な通信環境を用意できるかどうかが鍵となります。

 滞在先に高速ブロードバンド回線を用いたWi-Fi(無線LAN)と、HDMI入力端子の使えるテレビがあることがあらかじめ分かっていれば問題ありません。しかし、ホテルのWebサイトなどの案内で「客室内Wi-Fi完備!」と書いてあったとしてもトラフィック(通信)が集中する時間帯は目に見えて通信速度が低下することがありますし、そもそも論として宿泊施設の固定回線が高速であるとは限りません。

 今回の旅行で滞在した沖縄県宮古島市の宿泊施設には、そもそもインターネット接続環境が用意されていませんでした。このことは事前に分かっていたため、据置型WiMAX 2+ルーター「Speed Wi-Fi HOME L02」を用意。固定回線代わりに使うこととします。

 ただし、WiMAX 2+回線には「3日当たり10GB」の通信量制限があります(参考記事)。そこで、制限に引っかかった場合と、施設でのWiMAX 2+の電波状況がイマイチな場合の「代打」として、NTTドコモの「ウルトラシェアパック50」を契約した回線も準備しました。

L02 Speed Wi-Fi HOME L02を用意
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. 楽天モバイルのスマホが乗っ取られる事案 同社が回線停止や楽天ID/パスワード変更などを呼びかけ (2024年04月23日)
  2. シャープ、5月8日にスマートフォンAQUOSの新製品を発表 (2024年04月24日)
  3. スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説 (2024年04月24日)
  4. Vポイントの疑問に回答 Tポイントが使えなくなる? ID連携をしないとどうなる? (2024年04月23日)
  5. 貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダー発売 スマート感知センサーで自動録画 (2024年04月25日)
  6. 通信品質で楽天モバイルの評価が急上昇 Opensignalのネットワーク体感調査で最多タイの1位 (2024年04月25日)
  7. 中古スマホが突然使えなくなる事象を解消できる? 総務省が「ネットワーク利用制限」を原則禁止する方向で調整 (2024年04月25日)
  8. ドコモ、「Xperia 10 V」を5万8850円に値下げ 「iPhone 15(128GB)」の4.4万円割引が復活 (2024年04月25日)
  9. 「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安 (2024年04月05日)
  10. スマートグラス「Rokid Max 2」発表 補正レンズなくても視度調節可能 タッチ操作のリモコン「Rokid Station 2」も (2024年04月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年