2月27日、以前から登場のウワサが流れていた2TバイトHDDがついに店頭に並んだ。ウェスタンデジタルの「WD Caviar Green WD20EADS」で、価格は3万5000円前後。入荷数は少なく、週末中に売り切るショップが複数あった。
WD Caviar Green WD20EADSは、500Gバイトプラッタを4枚内蔵した5400rpmの3.5インチHDDで、32Mバイトのバッファを備える。入荷したT-ZONE.PC DIY SHOPは「ようやく登場したという印象ですね。マザーボードのSerial ATAポートやPCケースのHDDベイの空きが少ない人に売れるんじゃないでしょうか。普通に買うには、ちょっと高すぎますから」と話していた。
多くのショップが大々的なPOPを張り出しており、多くのユーザーが注目していたが、価格の問題で購入には至らないケースが少ないないとか。ソフマップ リユース総合館は「1万円以下で1TバイトHDDが買える現状ですからね。まあ、2TバイトHDDも今後値下がりするとは思います。1TバイトHDDの例にならうなら、半年後に2万円切りといったところでしょうか。ただし、最近は値下がりペースが加速しているので、あるときガクンと落ちることもあり得ます」と話していた。
そうしたなか、現在の売れ筋HDDを複数のショップに聞いたところ、大半の店舗で「日立GSTとウェスタンデジタルの1Tバイトタイプ、それにシーゲイトの1.5Tバイトが売れています」との回答があった。現在、日立GSTの1TバイトHDD「Deskstar 7K1000.B HDT721010SLA360」とウェスタンデジタルの1TバイトHDD「WD Caviar Green WD10EADS」は、ともに8000円前後で販売されている。シーゲイトの1.5TバイトHDD「Barracuda 7200.11 ST31500341AS」は1万2000円前後のショップが見つかるほか、TSUKUMO eX.は期日限定で5000円以上の買い物をした人を対象に9999円で販売するキャンペーンを実施していた。
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