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» 2011年08月01日 11時15分 UPDATE

古田雄介のアキバPickUp!:「やっぱりお得感がないとね」――多彩な付加価値であふれるアキバ (1/4)

先週登場した新製品には、ユニークな付加価値が注目を集めるモデルが多かった。信頼性アップにオマケパーツ付き、ゲーム特典、斬新なパッケージなど、それぞれの付加価値の評判を探る。

[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

信頼性抜群のメモリとTERAパッケージのRadeon HD 6870/6770カード

og_akiba_001.jpg センチュリーマイクロ「CK4GX4-D3U1333/ELP」

 長期的な低価格化が続くDDR3メモリに、センチュリーマイクロからDDR3-1333の4Gバイト×4枚セット「CK4GX4-D3U1333/ELP」が登場した。入荷したPC DIY SHOP FreeTの価格は1万6480円。DDR3-1333の4Gバイト×2枚セットが5000円以下で選べる現状では割高とみられることもあるものの、「基板とDRAM、製造、すべてのロットを統一させたこだわりのモデルです。相性問題を気にせずに使えるということで、高くても買われる方は少なくないですよ」(同店)という。

 規格やチップに共通項の多いPCパーツは、メーカーやモデルごとにさまざまな付加価値をプラスして差異化を図る製品が多い。それゆえ、付加価値が市場に気づかれないまま姿を消す場合も少なくないそうだ。

 あるベテラン店員氏は「マザーボードや電源ユニットの高信頼性回路などは効果が表に出にくいので、いいものを作っても『知る人ぞ知る』で終わることが多い。昔はそれでもよかったんですが、自作市場が厳しい現在はそうも言っていられないと。独自技術のアピールやタイアップキャンペーンに注力しているメーカーさんも、昔より多いんじゃないでしょうか。まあ、それでユーザーに伝わったとしても、売れるか否かはまた別の話ですけど」としみじみ語っていた。

 そうした中で、先週好調だったのは、Sapphireのグラフィックスカード「TERA HD6870 1G GDDR5」と「TERA HD6770 1G GDDR5」だ。ともに、MMORPG「TERA」のインストールDVDと特典アイテムが入手できる引換券をオマケに付けており、パッケージデザインもTERA仕様となっている。Radeon HD 6870搭載のTERA HD6870 1G GDDR5は2万円前後、HD 6770搭載のTERA HD6770 1G GDDR5は1万3000円前後だ。ツートップ秋葉原本店は「板自体は既存のモデルとほぼ同じですが、TERA仕様ということでやはり注目されています」と語る。

 7月後半から複数のショップで行われている「TERAスターティングパッケージ」の無料配布や、30日にベルサール秋葉原で開かれたオフラインイベント「FINAL TERA DAY」などの効果もあり、TERA関連のアイテムはにわかに注目度が高まっているそうだ。フェイス秋葉原本店は「7月初旬まではまったく目立ってなかったですが、ここ最近のキャンペーンの巧さから、注目のキラーコンテンツ筆頭になりました」という。

 今後の広がりを期待する声も多い。某ショップは「昨年の“FF14の失敗”をよく学習しているなと感じます。TERAもフルHDでチームプレイするなら、Radeon HD 6900やGeForce GTX 580/570クラスが視野に入るものの、最初からハードウェアの推奨スペックを上げすぎず、ミドルクラスでも十分楽しめるとしっかり伝えています。RadeonミドルのHD 6770カードにタイアップモデルがあるのも、その一環ですよね。これだけきめ細かく戦略を打っているなら、ゲーム自体の作りも期待できるんじゃないか。そう考える人が一気に増えてきたのは確かでしょう」と話していた。

og_akiba_002.jpgog_akiba_003.jpgog_akiba_004.jpg Sapphire「TERA HD6770 1G GDDR5」(写真=左)。Sapphire「TERA HD6870 1G GDDR5」(写真=中央)。Sapphire製TERAモデルの購入特典(写真=右)

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