グラフィックスカードは、ミドルレンジクラスのうち、1万円前後で買える低価格帯の新製品が多かった。
Radeon系で話題を集めたのは、PowerColorのHD 7750カード「AX7750 1GBD5-NH」だ。2段スロットを占有する大型クーラーを搭載したファンレスモデルで、価格は1万1000円弱となる。パソコンハウス東映は「春に登場したSapphireのファンレスHD 7750カードより5000円近く安い値で登場したので、かなりお買い得だと思います」とプッシュする。
GeForce系では、新GPU「GeForce GT 640」を搭載したカードが複数のメーカーから一斉に売り出されている。価格は8000円強から1万4000円前後で、在庫は潤沢だ。GT 640は上位のGTX 680などと同じ28ナノメートルプロセスで製造されたGPUで、急世代のアーキテクチャを使った下位の「GT 630/GT 620/GT 610」とは違い、PCI Express 3.0をサポートしている。搭載カードの対応メモリはDDR3 1〜2Gバイトとなる。
入荷したドスパラ パーツ館は「新アーキテクチャを使った最下位ということで、1万円前後のリーズナブルなグラフィックスカードを探している人にはアリかなと思います。惜しいのは対応メモリがDDR3というところですね。GDDR5対応だったら、ミドルレンジの制覇できそうなポテンシャルはあると思いますから。まあ、これからのラインアップにも期待です」と話していた。
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