“Trinity”世代のクアッドコアAPUを搭載して3万円台――「HP Pavilion Desktop PC p6-2210jp/CT」2012年PC夏モデル

» 2012年07月12日 11時00分 公開
[池田憲弘,ITmedia]

AMDの最新クアッドコアAPUを搭載

photo バリューモデルのデスクトップPC「p6」シリーズ

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は7月12日、ミニタワー型デスクトップPC「HP Pavilion Desktop PC p6-2210jp/CT」を発表した。このモデルは直販限定で、2012年7月13日に「HP Directplus」で発売する。価格は3万9900円(税込み)から。

 この製品は、バリューモデルのデスクトップPC「p6」シリーズのAMDモデル。プロセッサに“Trinity”世代のFusion APUを搭載でき、クアッドコアAPU「A8-5500(3.2GHz/最大3.7GHz)」、「A10-5700(3.4GHz/最大4GHz)」の2種類を用意する。統合するグラフィックスはそれぞれRadeon HD 7560D、Radeon HD 7660Dとなるが、外付けグラフィックスのGeForce GT 630(グラフィックスメモリ2Gバイト)を搭載することも可能だ。チップセットはAMD A75となる。

 メモリは4Gバイト(2Gバイト×2)か8Gバイト(4Gバイト×2)、データストレージは500Gバイト(7200rpm)/1Tバイト(7200rpm)/2Tバイト(7200rpm)/3Tバイト(5400rpm)のHDD、光学ドライブはDVDスーパーマルチやBlu-ray Discドライブ(BDXL対応)を用意する。

 インタフェースは、前面にUSB 3.0ポートを2基、背面にUSB 2.0を4基搭載するほか、SDメモリーカード(SDHC対応)やMMC、メモリースティックPROなどを利用できるメディアカードスロットを備える。また、15倍ダブル録画に対応した地上/BS/110度CS対応デジタルダブルチューナーも追加できる。

 通信機能については、IEEE802.11b/g/nの無線LANモジュールを追加で内蔵することも可能だ。キーボードとマウスはUSB接続もしくはワイヤレス仕様、プリインストールOSは64ビット版のWindows 7 Home Premium/Professional/Ultimateからの選択となる。アプリケーションはOffice Personal 2010(SP1)、Office Home and Business 2010(SP1)、Office Professional 2010(SP1)が選べるほか、Adobe Premier Elements 10+Adobe Photoshop Elements 10も用意する。

高性能なゲーミングタワーに量販店モデルが登場

photo HP Pavilion Desktop PC h9-1280jp

 同日日本HPは、ゲーミングPC「HP Pavilion Desktop PC h9-1280jp」に量販店モデルを追加すると発表した。2012年7月27日に出荷を開始する予定で、価格はオープン。実売価格は17万円前後となる見込みだ。

 主な仕様は、Core i7-3770K(3.5GHz/最大3.9GHz)、16Gバイトメモリ(4Gバイト×4)、2TバイトHDD(7200rpm)、Blu-ray Discドライブ(BDXL対応)、GeForce GTX 550 Tiなど。OSは64ビット版Windows 7 Home Premiumをプリインストールする。

 このほか、ゲーミングモデルの「h9-1290jp」、ハイエンドモデルの「h8-1360jp」、スリムタワー型の「s5-1350jp」、バリューモデルの「p6-2220jp」を2012年7月13日に発売する。いずれもグラフィックスにRadeon HD 7770やGeForce GT 630を選択できるなど、BTOオプションを追加しただけのマイナーバージョンアップになっている。販売はHP Directplusモデルのみで、量販店モデルは用意されない。

 p6、s5シリーズの量販店モデルは、2012年5月に発表した機種を継続販売する。p6シリーズについては既存の3モデルに加え、Core i5-3450(3.1GHz/最大3.5GHz)、8Gバイトメモリ(4Gバイト×2、PC3-12800)、1TバイトHDD、Blu-ray Discドライブ(BDXL対応)、64ビット版 Windows 7 Home premium(SP1)などを搭載した「p6-2270jp」を追加する。実売価格は9万円前後の見込みだ。

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