前回紹介したHDD切り替え機能付きケース「Silencio 650」に引き続き、クーラーマスターから先週も高性能ケースが2台登場した。1つは発売前から展示機が置かれていたATXケース「HAF XM」だ。2010年8月に登場したフルタワーケース「HAF X」のデザインを踏襲したミドルタワーケースで、価格は1万8000円前後となる。
TSUKUMO eX.は「上面に2基と全面とサイドにそれぞれ1基の20センチファンが付けられるのが魅力ですね。とことん風通しをよくして、ハイスペックなパーツを動かすにはちょうどいいケースだと思います」と高く評価していた。
しかし、それ以上に目立っていたのが、同じクーラーマスターのフルタワーケース「CM Storm Stryker」だ。2011年11月にデビューした黒いケースの「CM Storm Trooper」と似た仕様で、XL-ATXマザーに対応し、9段ブチ抜きの5インチベイを前方に配置している。フロント上部にはファンコントローラーやUSB 3.0ポートを備えているものポイントだ。価格は2万1000円前後。PC DIY SHOP FreeTは「上に水冷が置けるハイエンドな仕様ですね。右側面スペースの厚みも十分で、余裕を持って裏配線できるもの魅力です。これで2万円ちょっとは安いと思いますよ」とプッシュする。
そのほか、小型ケースにもハイスペック志向のモデルが登場した。シルバーストーンの「Sugo SST-SG09B」で、価格は1万1000円弱。micro ATX対応のミニタワーケースながら、5インチベイ非搭載で、HDD/SSDベイを側面側にレイアウトし、前方にATX電源ベイを置く独特のデザインを採用している。PC DIY SHOP FreeTは「電源ベイの配置から高さが抑えられているので、少し大きなキューブ型ケースのような印象を受けます。省スペースなわりに拡張性はひととおり確保しているので、ハイスペックなマシンも普通に載せられると思います。面白い選択肢だと思います」と一定の評価を下していた。
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