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» 2013年01月29日 11時00分 UPDATE

VAIO Duo 11ロードテスト(1):「VAIO Duo 11」2013年春モデルの最強構成を速攻でテストする (1/2)

「カシャッ」と画面を立てればノートPC、「パタン」と閉じればタブレット。軽い力で開閉できるこのギミックがたまらない。なにっ、VAIO Duo 11の魅力はギミックだけではないって? ほう、それではお手並み拝見といこう。

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

・→VAIO Duo 11ロードテスト(2):「VAIO Duo 11」のパフォーマンスを極限まで引き出す設定とは?

2013年春モデルでは新色のシルバーが登場

 現行「VAIO」シリーズの看板モデルといえば、スライダーハイブリッドPCこと「VAIO Duo 11」だ。「カシャッ」と画面を立てればノートPC、「パタン」と閉じればタブレットになるSurf Sliderデザインにより、タブレットの機動力とノートPCの汎用性、優れた入力環境までも兼ね備えた可変型Ultrabookに仕上がっている。Windows 8時代の到来を象徴する最先端の1台といっても過言ではない。

 また、開発段階ではさんざん話題になりながら、今ではほとんど忘れかけられているcTDP(Configurable TDP)を活用したモデルとしても注目の存在だ。これからしばらく利用する機会に恵まれたので、その辺りを含めてじっくりと検証していきたい。

tm_1301duo11rt1_01.jpgtm_1301duo11rt1_02.jpg 「VAIO Duo 11」2013年春モデルの新色はシルバー。店頭モデルでは取り扱わないが、直販モデルで選択できる限定カラーだ。独自のスライドボディを採用し、画面を立てればノートPCに(写真=左)、閉じればタブレットに(写真=右)切り替えて利用できる。ワンアクションで2つの形状を素早く行き来できるのがメリットだ

 既報の通り、ソニーが2013年春モデルのVAIOを発表し、VAIO Duo 11も新モデルが登場した2012年10月にデビューしたばかりの製品だけに大きな変更はないが、店頭販売モデルではCPUが少し高性能になり、プリインストールの定番アプリが最新バージョンに更新され、Microsoft Office Home and Business 2013とAdobe Photoshop Elements 11が備わっている。

 また、同社直販のソニーストアで買えるVAIOオーナーメード(VOM)モデルには新色として、「シルバー」が追加された。ヘアライン加工を施した明るいシルバーを採用しており、従来機とは一味違った華やかさがある。キーボード面と側面のみシルバー、そのほかの部分はブラックで統一されたツートーンカラーになっており、タブレットモードでもキーボードモードでもそのコントラストが目を引く。

 従来のブラックモデルはソニーらしいサイバー感、メカメカしさが前面に出ており、いわゆる「SONY党」が好みそうな濃い仕上がりだったが、このシルバーならば、若者や女性を含め、より幅広いユーザーにアピールできそうだ。そのほか、CPUがワンランクずつグレードアップし、SSD容量として512Gバイトが選べるようになっている(従来機のSSDは256Gバイトまでだった)。

tm_1301duo11rt1_03.jpgtm_1301duo11rt1_04.jpg 11.6型フルHD液晶はIPS方式で視野角が広く、外光反射や黒浮きを抑えた「オプティコントラストパネル」によって輝度とコントラストも高い(写真=左)。液晶を閉じた状態ではシルバーの面が左右に張り出し、デザインのアクセントとして目立つ。底面は従来機と同じマットな仕上げで、NFCポートが用意されている(写真=右)。液晶ディスプレイの上部と底面(タブレットモードでは裏面)には、"Exmor for PC" CMOSセンサー採用の有効207万画素フルHD Webカメラも内蔵する

tm_1301duo11rt1_05.jpgtm_1301duo11rt1_06.jpg 画面を開くと、液晶ディスプレイの角度は約130度に固定される(写真=左)。裏面はシルバーではなく、ブラックとなっている(写真=右)

tm_1301duo11rt1_07.jpgtm_1301duo11rt1_08.jpg アイソレーションキーボードは、主要キーのキーピッチが横方向で約18ミリ、縦方向で約15.5ミリ、キーストロークが約1.2ミリとなっている(写真=左)。剛性が高く、入力時にキーボードがたわむことはない。光学式の小型ポインター「Optical TrackPad」は、黒く丸いセンサー部の上に指を載せて軽く滑らせてポインタを動かす仕様で、操作には慣れが必要だ。薄型の本体ながら、照度センサーと連動して、周囲が暗いと自動的に点灯するキーボードバックライトを内蔵している(写真=右)

tm_1301duo11rt1_09.jpgtm_1301duo11rt1_10.jpg 液晶ディスプレイは10点同時のマルチタッチに対応した静電容量式タッチパネルを内蔵していることに加えて、256段階の筆圧検知が可能なデジタイザスタイラスによるペン入力も行える(写真=左)。ペンは単6形電池1本で駆動する仕様だ。液晶ディスプレイは指でもペンでも快適に操作できる。内蔵のリチウムイオンバッテリーは4セルで、公称容量(平均容量)は39.22ワットアワー/5300ミリアンペアアワー(写真=右)。バッテリー駆動時間の公称値は約7時間だ。付属のACアダプタ(出力10.5ボルト/4.3アンペア)は、実測値でのサイズが39(幅)×94(奥行き)×27.3(高さ)ミリ、総重量が225グラム(本体のみ180グラム、電源ケーブル45グラム)と小型軽量だ

tm_1301duo11rt1_11.jpgtm_1301duo11rt1_12.jpg 前面の右端にインジケータを配置(写真=左)。背面には1000BASE-Tの有線LAN、ACアダプタ接続用のDC入力、通風口がある(写真=右)。通信機能は有線LANのほか、IEEE802.11b/g/nの無線LAN、IEEE802.16e-2005のWiMAX、Bluetooth 4.0を標準搭載している

tm_1301duo11rt1_13.jpgtm_1301duo11rt1_14.jpg 左側面にメモリースティックデュオ/SDメモリーカード共用スロット、アナログRGB出力、ヘッドフォン出力を搭載(写真=左)。右側面にはUSB 3.0×2(1基は電源オフ時の給電対応)、HDMI 1.4a出力、電源ボタンが並ぶ(写真=右)。GPS、加速度、照度、地磁気、ジャイロといったタブレットには欠かせないセンサー類も内蔵する

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